松浦市鷹島町の風景 (1)
平成20年6月13日、松浦市鷹島町へ行く。唐津市肥前町星賀港から鷹島日比港へフェリーで渡った。
(1)は、架橋中の鷹島肥前大橋(仮称 2009年3月開通予定)と星賀港、鷹島の日比港、殿ノ浦港、阿翁浦港、日比港近くの海に浮かぶ高島海中ダム。
(2)は、宮地嶽史跡公園、鷹島モンゴル村。
松浦市鷹島町の風景 (1)
平成20年6月13日、松浦市鷹島町へ行く。唐津市肥前町星賀港から鷹島日比港へフェリーで渡った。
(1)は、架橋中の鷹島肥前大橋(仮称 2009年3月開通予定)と星賀港、鷹島の日比港、殿ノ浦港、阿翁浦港、日比港近くの海に浮かぶ高島海中ダム。
(2)は、宮地嶽史跡公園、鷹島モンゴル村。
松浦市福島町の風景
平成20年6月13日、松浦市福島町へ行く。福島大橋、クルマエビ養殖場、福島港、福島国家石油ガス備蓄基地、初崎海水浴場、イロハ島遠望など。
喜内瀬川甌穴群 松浦市福島町喜内瀬免
福島大橋を渡り島内へ入ると、すぐ「喜内瀬」バス停と新松浦漁協直売所「海の駅」があり、対面のGS角から右折して入る広い道がある。この道の奥の集落の中に喜内瀬(きないせ)川が流れ、白岳の採石場があるので、トラックが多く出入りする。
県指定天然記念物「喜内瀬川甌穴群」は、ちょうど採石場現場入口の所の小さな川の合流点にあるので、トラックの後をついて行くと着ける。
途中、車道が喜内瀬川の橋を通る所に、町指定文化財「茶室調風亭」(平戸藩主松浦家の家老熊澤家茶室跡)があった。
甌穴群は以前、川床約50mの間に100個以上あったが、現在では、川幅の大半は道路敷となったため、甌穴の大部分がかくれてしまったと、現地説明板にある。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。
喜内瀬川甌穴群 県指定天然記念物
指定年月日 昭和47年8月15日 所在地 北松浦郡福島町喜内瀬免 所有者 福島町
福島東部、福島大橋が架かる喜内瀬から籾ノ浦に通ずる道に沿った小川の川床をなす岩盤に、多くの甌穴が見られる。甌穴は約50間に大小100以上もあり、大きいものは径30cm以上で、深さは20cmもあるが、小さいものには径5〜10cmのものもある。甌穴が生じている岩盤は粗粒玄武岩であり、背後の白岳(173m)を形成する岩石である。近くに大きな採石場があり、この岩石を採掘している。
甌穴は、ポットホールとか、かの穴ともいわれ、川床の岩石に割れ目や軟らかい部分があると、流れによる選択浸食が行われてくぼみが生ずる。更に渦流のため小石がくぼみの中に転動すると、円形の穴に拡大する。喜内瀬川甌穴群は規模の大きなものではないが、河成の甌穴群としては県下では珍しい。
福寿寺の三十三観音 松浦市福島町里免
福島大橋を渡り福島町の中心へ向かうが、その途中に「白岳展望所」への案内標識があり、右折して行くと、島内を東側から外周する県道103号線に出る。
県道へ左折。北へ蛙鼻公園を通りながら進むと、里集落手前に「→福寿寺」の標柱がある。
福寿寺は里免の高台にある。寺の案内標柱に従い車道を登って行くと、七宮神社下となる福寿寺駐車場へ着く。奥が寺。
本堂右手前の植え込みの中に、町指定文化財「福寿寺の三十三観音」の石塔がある。
県指定天然記念物「福寿寺のイロハモミジ」は巨樹の項参照。
福島町「福島町郷土誌」昭和55年刊415〜416頁「福島町文化財」による説明は次のとおり。
福寿寺の三十三観音(記念物)
福島町指定文化財 昭和54年12月26日指定
里免字神の上、福寿寺本堂に向かって右手にあり。写真の如く石幢で龕(がん)部に11尊を刻み、中台を挟み3つの龕部計33尊が彫刻してあり一見して観音像とわかる。風化が甚だしく、持物、印相で尊名を知ることは困難。総高1.5mある。
棹の表面の字は判読し難いが、裏面に弘治三歳丁巳十一月と読める。弘治三年は1557年であるから、福寿寺開山後113年、開基した寺山団助戦死前32年に造立されたことになる。
土谷棚田(どやたなだ) 松浦市福島町土谷免
福島大橋を渡り福島町の中心へ出て、島内を西外回りする県道103号線に入る。県道をしばらく行き、「櫃崎岩脈」の入口三叉路に「→土谷棚田0.9km」と案内標識があり、ここを過ぎるとまもなく土谷棚田の展望が広がる。
玄界灘を望む県道沿いに駐車場と展望台がある。最後の2枚は、5月3日に家人が写した。
松浦市HPによる「観光スポット」の説明は次のとおり。
土谷棚田(どやたなだ)
玄界灘に沈む夕日が美しい福島町の土谷棚田(どやたなだ)。4月から5月にかけて、多くの写真愛好家が訪れます。また、9月には「土谷棚田の火祭り」が開催され、多くの観光客でにぎわいます。
櫃崎(ひつさき)岩脈 松浦市福島町浅谷免字櫃崎
福島大橋を渡り福島町の中心へ出て島内を西外回りする県道103号線に入る。浅谷の分岐標識を過ぎ、まだ県道をしばらく行くと、写真のとおり三叉路に「櫃崎岩脈」の大きな説明板がある。左折して案内標識に従い、愛宕山の西下となる駐車場まで下る。
櫃崎海岸までは歩いてすぐ。砂岩台に直線・板状の玄武岩岩脈が走り、先に長径15mの楕円形の塊の玄武岩が盛り上っている。マグマが岩石の割れ目に入って凝固し、周辺が漏斗状に広がった極めて稀な現象で、地質学上価値が高く県指定天然記念物である。
長崎県HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。
櫃崎(ひつさき)岩脈 県指定天然記念物
指定年月日 昭和54年4月27日 所在地 北松浦郡福島町浅谷免字櫃崎
所有者 福島町漁業協同組合
福島町浅谷北方の櫃崎海岸には、佐世保層群柚木層の砂岩を主とする地層が露出し、南北の走向をもち、西へ15°傾斜する。波食台に露出する砂岩層を横切るN80°W方向の幅約70cm、延長約30mの板状の玄武岩岩脈の先に、長径15m、短径11mの玄武岩のこぶ状の盛り上がりがあり、平面的には楕円形をなす。岩体の周縁部は、幅約1m(90〜120cm)の急冷相を示す多孔質の玄武岩が突出する。
中心をなす直径約6mの岩体は、上半部が緻密な玄武岩であり、柱状節理が発達するが、下部は角礫状となる。周縁部の柱状節理から判断すると、深部は内側に向けて収縮し、断面では漏斗形をしているるものと判断される。
直線状の板状の岩脈は珍しいものではないが、一般的な板状岩脈の一部が、この岩脈のように漏斗形(逆円錐形)を呈するのはきわめて珍しい現象である。
平戸の風景 (3)
平成20年6月10日、平戸へ行く。(3)は、島中部東側の主師、生月大橋、高越、獅子と、東側の木ヶ津湾、紐差教会、千里ヶ浜などの風景。
平戸の風景 (2)
平成20年6月10日、平戸へ行く。(2)は、松浦史料博物館、平戸港交流広場、誓願寺、松浦隆信の墓などの風景。
平戸の風景 (1)
平成20年6月10日、平戸へ行く。(1)は、平戸大橋、平戸城の風景。
川内峠 平戸市川内町・大野町
平戸市街から生月島に通じる県道19号線により川内峠へ行った。途中から総合運動公園の道へ入り、その先から木立の中の登山道路となった。
標高約200m。県を代表する30haほどの草原。景観がよく東に平戸大橋、西に古江湾を見渡せる。草原の峠ピークまで歩きたかったが、時間がなかった。