長崎の巨樹・名木 (県 北)」カテゴリーアーカイブ

東漸寺のクスノキ  佐世保市中里町

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東漸寺のクスノキ  佐世保市中里町

国道204号線により瀬戸越を通って行く。佐々町と上相浦の国道分岐に相浦川の中里橋があり、川向いに中里小学校が見える。中里橋へ左折して渡り、近くの交差点から中里小学校まで行き、学校の西側から校舎の裏を回り、背後にある東漸寺に着く。

または上流の中里中学校の方から入る。道はわかりにくく狭いから要注意。大クスは県指定天然記念物。Otoji.K氏HP「長崎の名木」リストの中の説明は次のとおり。

東漸寺の大クス

佐世保市中里町にある。樹高さ20m、幹周り7.2mあり、樹齢およそ500年。昭和45年に県の天然記念物に指定された。
東漸寺はもとは岩間山にあったが、火災にあい明応3年(1495年)に僧教意がこの地に再建した。松浦家の祈願時や相神浦七ヶ村の郷寺であった。

佐須神社のマキノキ  佐世保市高梨町

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佐須神社のマキノキ  佐世保市高梨町

佐須神社は佐世保市佐須町でなく、町境近く高梨町にある。国道35号線本島町交差点から右折。佐世保市体育文化会館を回り北角から、奥の谷間へ行く道に入る。
高梨町の入口に佐須神社の赤い鳥居があり、マキノキがひときわ高く木立の上に見える。
Otoji.K氏HP「長崎の名木」リストの中の説明は次のとおり。

須佐神社の大マキ

佐世保市・高梨町の須佐神社にある。樹齢およそ400年。
慶長2年(1597年)、秀吉朝鮮出兵の時、平戸藩主・松浦肥前守隆信も出兵。同年8月、戦勝奉告の記念に、このマキを植えたとのこと。

子安観音のクスノキ  佐世保市有福町

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子安観音のクスノキ  佐世保市有福町

佐世保市有福町にある。県指定天然記念物。国道202号線で早岐瀬戸の観潮橋を渡るやや手前となる有福交差点から左折。針尾バイパスのガード下をくぐった上有福バス停先である。
Otoji.K氏HP「長崎の名木」リストの中の説明は次のとおり。

子安観音の大クス

佐世保市・有福町にある。樹高23m、幹周り8.3m。樹齢500年。幹は7本に分かれているが、数百年前に切られたが、その後、芽が出て現在の姿になったと伝えられている。
樹下にある三界万霊の碑は、文化4年(1807年)に疫病が流行ったときに建立されたらしい。昭和45年、県の天然記念物に指定された。

小石原のモミとムクノキ  東彼杵郡波佐見町小樽郷

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小石原のモミとムクノキ  東彼杵郡波佐見町小樽郷

県道1号線を東に嬉野町の方へ行く。中尾山入口を過ぎるとまもなく武雄方面への県道102号線と分岐する。川向いの高山陶器が目印。この手前で御堂橋を左折して渡る。小樽郷の小石原はここで、町営住宅の左奥が宇都宅となる。
モミは宇都宅裏庭の奥、ムクノキは右畑の奥に生えている。モミは2本あり、人家近くその巨木さに驚いた。
波佐見町「はさみ100選 ガイドブック」1987年刊22頁による説明は次のとおり。

10.小石原の樅と椋の大樹(小樽郷)

小石原の宇都家裏庭は、北に山を負い南向きで、以前に何かいわくありげな感じがします。ここに大樅2本と大椋があります。ともに樹齢はわかりませんが、樅は周り2.8mと2.35mで高さは20mほど伸びています。
椋は根周り4.5m、目通しで3.1mもあり、節くれだってずんぐり型。波佐見では大樹であるばかりか、めずらしい樹種でもあります。

木場山の五葉松  東彼杵郡波佐見町永尾郷

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木場山の五葉松  東彼杵郡波佐見町永尾郷

県道1号線により嬉野町との町境近くまで進む。永尾山入口を過ぎすぐ次にストアー角に木場山入口の標識があり右折する。智恵治登窯の史跡があり、この道をひたすら山手へ向かう。永尾山からも行かれるが、車道が狭い。
木場山のまとまった集落のまだ先に最後の2軒の家があり、右手石垣の上が小佐々宅。五葉松が庭端に生えているのが見える。道をそのまま行くとすぐ広域農道で、左は永尾トンネルの方へ出る。
波佐見町「はさみ100選 ガイドブック」1987年刊20頁による説明は次のとおり。
最後の写真3枚は、木場山入口にある町指定文化財「智恵治登窯」。

8.木場山の五葉松(永尾郷)

木場山の上手、小佐々熊雄宅の庭に美しい姿の五葉松があります。周りが1.3m、高さ3.4mあって7mの中に枝を拡げています。樹齢はわかりませんが、少なくとも百数十年を経たのでありましょうし、五葉松では波佐見一でしょう。

教法寺のクスノキ  東彼杵郡波佐見町宿郷

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教法寺のクスノキ  東彼杵郡波佐見町宿郷

波佐見町宿郷の教法寺は、皿山郷へ向かう県道1号線の八島交差点の道脇にある。波佐見町「はさみ100選 ガイドブック」1987年刊108頁によると、江戸初期元和9年(1623)明信の開基による、藩内最初の浄土真宗のお寺。
寺の紹介にこの木が大きく写っていたので訪ねたら、幹周り5mほどのクスノキであった。寺の左側、車道入口にもロータリーのようにして形のよいクスノキの中木が立つ。

牧ノ内の平戸系大ツツジ  東彼杵郡波佐見町田ノ頭郷

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牧ノ内の平戸系大ツツジ  東彼杵郡波佐見町田ノ頭郷

県道4号線により川棚町から波佐見町へ入り3分ほど、田の頭バス停があり手前の道へ右折、山手の右へ向けて最後まで登って行く。この集落が田ノ頭郷牧ノ内で、大平岳の山懐の最後の家、牧野宅の前庭にツツジが広く枝を張り、道路側にもはみ出している。季節には圧巻だろう。
波佐見町「はさみ100選 ガイドブック」1987年刊21頁による説明は次のとおり。

9.牧ノ内の大つつじ(田ノ頭郷)

田ノ頭の小字牧ノ内は丘の上にあって別天地の観があります。この地の牧野家の庭には、平戸系の大つつじ(よど川つつじ)の老木十数本が群生しています。春一斉に赤紫の花が咲いた美観は五月晴に映えます。元禄のころに植えたとの口伝があるとかで、300年の樹齢ともいわれています。

波佐見神社のイチイガシなど  東彼杵郡波佐見町岳辺田郷

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波佐見神社のイチイガシなど  東彼杵郡波佐見町岳辺田郷

県道4号線により川棚町から波佐見町へ入ると、広い道路ではなくすぐ右の前の道に入る。岳辺田郷。小鳥居病院先に波佐見神社がある。
神社の参道両脇にケヤキがあり、石段を登った社殿左にイチイガシが立つ。社殿の裏を回ってみると右にも神木があり、クロガネモチであった。斜面に根があり、倒れる危険性がある。神社は対策を手配中だそうである。

ケヤキは大きいのは幹周り3.7m、イチイガシは3.3m、クロガネモチは3mほど。神社が今の社地へ遷ったのは、貞享2年(1685)。それから323年経っている。
波佐見町「はさみ100選 ガイドブック」1987年刊105頁の説明は次のとおり。大樫のみふれている。

波佐見神社と大樫(岳辺田郷)

岳の山のふもとに鎮座する波佐見神社は、江戸時代まで幸天大明神と称しました。…明治3年、社名を波佐見神社と改めました。明治9年村社となり下波佐見村で奉仕しましたが、敗戦後氏子が祀るようになりました。
参道に大欅が並び、神域は森に囲まれていますが拝殿左手の大欅は神木とされ、周り3.2m、高さ25mに及びみごとな直幹は名木であります。

岳辺田のしだれ梅  東彼杵郡波佐見町岳辺田郷

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岳辺田のしだれ梅  東彼杵郡波佐見町岳辺田郷

東彼杵郡波佐見町を回ると、各家の庭にしだれ梅やしだれ桜をよく目にする。この内でも名木といわれる岳辺田(たけべた)郷の梅の木を見に行った。桜は早いが梅は咲きかけている。
県道4号線が川棚から波佐見へ入り、広い新道でなくすぐ右手の前の道を行く。小鳥居病院が大看板とともにあり、病院角を右へ曲がり高台の方へ上がる。石垣に囲まれた田崎宅の庭にこの梅はある。
Otoji.K氏HP「長崎の名木」リストの中の説明は次のとおり。

し だ れ 梅

波佐見町の小鳥居病院の先の民家の庭にある。幹は途中で二つに裂けている。樹齢100年余りと言う。樹高4mほど。左右に大きく広がった樹形はいい!

鹿山神社のクスノキ  東彼杵郡波佐見町宿郷

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鹿山神社のクスノキ  東彼杵郡波佐見町宿郷

波佐見町宿郷の鹿山神社は、県道1号線沿いで波佐見町役場の前にある。クスノキには「鹿山神社御神木 5.76m 樹齢九百年」と銘札がある。今、測ると5.9mあった。社殿の裏には、ヤマモモ、ホルトノキ、シイなどのかなり大木も見られる。
波佐見町「はさみ100選 ガイドブック」1987年刊101頁による説明は次のとおり。

70.鹿山神社と大楠(宿 郷)

鹿山の森に鎮座する鹿山神社は、昔から宿郷鎮守としてあがめられてきました。・・・
境内には天満宮、稲荷神社が祭られ、一隅には今里廣記胸像が建てられました。
鹿山の森には以前4本の大松がそびえていましたが、今は無く、参道に大楠が繁っています。目通し5.5m、高さ26.3mもあって名木です。