嬉野市・鹿島市の山間部の風景
平成20年4月4日、千綿から大野原を越して、嬉野・鹿島方面へ行く。両市の山間部の風景。
嬉野市・鹿島市の山間部の風景
平成20年4月4日、千綿から大野原を越して、嬉野・鹿島方面へ行く。両市の山間部の風景。
さが名木100選 31 岩屋観音のイロハモミジ 鹿島市山浦
鹿島市山浦の岩屋観音は、国道207号線鹿島バイパスの能古見郵便局前交差点から平谷黒木トンネルを越して大村へ行く国道444号線へ入る。塩田や嬉野との分岐を過ぎ貝瀬バス停まで行く。ここに徒歩による参詣道の案内板がある。
車は少し行くと、左側に白い建物の消防分団車庫があり、鋭角に左折し山手へ入る。2.6kmほど進むと、小さな「←岩屋山」の標識により左折。すぐ道幅の狭い未舗装のガタガタな林道となる。山腹を約1.5km、やっと岩屋観音前に着く。
佐賀県同パンフレットによる説明は次のとおり。
31 岩屋観音のイロハモミジ
・所 在 地 鹿島市山浦岩屋観音
・推定樹齢 350年
・大 き さ 樹高 20.5m 幹回り 3.3m 枝張り 21.5m
・登録番号 0794010
岩屋山興法寺(通称:岩屋観音)は、現在の霊巌院を含む地にあった金剛勝院の奥の院と考えられ、覚鍐上人修行の地とされている。この木はその境内にあり、佐賀県内のイロハモミジでは最古のものと思われる。
市天然記念物(平成13年3月30日)
さが名木100選 93 下童聖観音のケンポナシ 嬉野市塩田町谷所
嬉野市塩田町谷所の下童(げどう)地区にある聖観音は、嬉野市役所近く塩田町五町田交差点から谷所へ行く県道208号線に入る。五町田小学校を過ぎた「石垣」バス停から左折。この道を進むと下童公民館があり、左の谷間にケンポナシの高木が見える。
参道を行くと奥の高台に聖観音菩薩の堂があった。公民館前の道は、鹿島市国道207号線鹿島バイパス黒川橋交差点にすぐ出た。
佐賀県同パンフレットによる説明は次のとおり。
93 下童聖観音のケンポナシ
・所 在 地 塩田町谷所甲725
・推定樹齢 200年
・大 き さ 樹高 10m 幹回り 2.8m 枝張り 23m
・登録番号 4833006
ケンポナシは、塩田町下童区の庵の一角に立っている。その実は梨の味とそっくりで、地元では以前から秋になると、よく食されており、永く親しまれてきた大木である。
さが名木100選 94 味島神社のスタジイ 嬉野市塩田町谷所
嬉野市塩田町谷所の味島神社は、嬉野市役所近く塩田町五町田交差点から谷所へ行く県道208号線に入る。鹿島市からは国道207号線鹿島バイパス黒川橋交差点から県道41号線に入る。
両方の県道は、谷所の塩田分岐交差点で合う。鹿島側に少し戻ると「平山」バス停があり、北方の真直ぐな車道奥が味島神社の入口である。
佐賀県同パンフレットによる説明は次のとおり。
94 味島神社のスタジイ
・所 在 地 塩田町谷所甲1706
・推定樹齢 700年
・大 き さ 樹高 16m 幹回り 4.7m 枝張り 20m
・登録番号 484405
現在、塩田町で登録木の中で最も樹齢が古い木である。また、シイノキは町木であるため、特に地域住民に親しまれている。
さが名木100選 95 唐泉山のシイ 嬉野市塩田町唐泉山
嬉野市塩田町唐泉山は、塩田町と嬉野町の境にある標高410mの山。山頂付近にシイの大木の天然林があり、一帯が県指定天然記念物となって保護されている。
国道34号線嬉野温泉の築城交差点から鳥越トンネルを越え、鹿島へ抜ける県道41号線に入る。鳥越トンネルの上北方の山が唐泉山。
トンネルを出て右側の峠へ上る旧県道に入り、カーブの多い道を登って行く。途中2箇所の林道分岐に道標があり、終点の駐車場に着く。
これから山頂までは、急斜面階段のみの遊歩道を15分。天然林を探勝しながら行くがかなりきつい。山頂神社も伐採してなく展望台はない。名木に指定された最も大きい幹回り6mの木は神社先にある。
佐賀県同パンフレットによる説明は次のとおり。
95 唐泉山のシイ
・所 在 地 塩田町唐泉山
・推定樹齢 370年
・大 き さ 樹高 25m 幹回り 6m 枝張り 20m
・登録番号 48560
塩田町を代表する山、唐泉山の山頂付近に存在し、椎の天然林の中でもひときわ目立つ大きな大木である。
県天然記念物(昭和39年5月23日指定)
鳥越トンネル近くにあった「しあんばし」 嬉野市塩田町谷所鳥越
国道207号線鹿島バイパスの黒川橋交差点から、鳥越トンネルを越して嬉野温泉へ出る県道41号線に入る。八天神社前を過ぎ鳥越トンネルのすぐ手前に旧県道の道が残り、右下にカーブした道を下ると小川をまたぐ所がある。
写真のとおり「しあんばし」と刻んだ標石はここにある。表面「徒歩近道 →嬉野 吉田 しあんばし 県道舗装記念」、裏面「昭和四十七年九月竣工 森 仁平建立 当時八十三才」。
「思案橋」といえば、夜の長崎を象徴する橋。もともと昔は丸山花街へ行くか行かないか思案した橋。昭和43年頃、前川清とクールファイブ「思案橋ブルース」や青江三奈「長崎ブルース」の曲で有名となった。暗渠で橋は残らないのに、観光客用に欄干を建てガス灯を点けた。
嬉野市鳥越のこの「しあんばし」のネーミングは、年代的に長崎の橋を考えてしたような感じがする。もちろん今は橋は残らず土手盛りの道路。そんな名の橋がほんとうに昔からあったのか地元で聞いてもかわからなかった。
しかし、粋なご老人の計らい。「徒歩近道」道標を建てられた。長崎から来た私は、少し楽しく思え、碑の写真を写した。
さが名木100選 96 春日大明神の大イチョウ 嬉野市嬉野町吉田春日
嬉野市嬉野町吉田春日は、国道34号線嬉野温泉の築城交差点から鹿島へ抜ける県道41号線に入る。西吉田から横竹ダムへの道に右折、吉田小学校・横竹ダムを通り山手へ進むと春日集落に着く。
大イチョウは、高台の春日公民館奥となる春日大明神の境内にある。この途中の吉田小学校春日分校跡の広場に「御衣黄桜」があった。
佐賀県同パンフレットによる説明は次のとおり。
96 春日大明神の大イチョウ
・所 在 地 嬉野町吉田春日
・推定樹齢 580年
・大 き さ 樹高 38m 幹回り 5.5m 枝張り 26m
・登録番号 49155
春日大明神は、往時この地が鹿島から辻を通り大村にぬける重要な道路沿いにある。この神社の境内にイチョウがあり神社と同様に歴史的に価値が高いものである。
町天然記念物(平成2年9月1日指定)
さが名木100選 98 大野原のクワ 嬉野市嬉野町岩屋川内
嬉野市嬉野町岩屋川内大野原は、陸上自衛隊大野原演習場のある県境近くの集落。
長崎から行くなら、国道34号線千綿宿先に「東そのぎテクノパーク入口」案内標識があり右折。この新道が自衛隊道路で演習場の中を通り、大野原集落まで続いている。
嬉野から行くなら、岩屋川内ダムの上部となる。
クワの大木は、大野原コミニティーセンター先の左道脇にあり、公園の一角となっている。
佐賀県同パンフレットによる説明は次のとおり。
98 大野原のクワ
・所 在 地 嬉野町岩屋川内大野原
・推定樹齢 200年
・大 き さ 樹高 11m 幹回り 2.9m 枝張り 18m
・登録番号 4931003
大野原のクワは、クワとしては大きく、また、推定樹齢200年と古く、大野原の環境と歴史を知るうえで価値の高いものである。
町天然記念物(平成10年11月10日)
千綿にある「馬加瀬淵」と「龍頭泉道」の標石 東彼杵郡東彼杵町瀬戸郷
東彼杵郡東彼杵町の千綿川河口に「馬加瀬淵」と「龍頭泉道」と刻んだ古い標石がある。
HPでは「伊能忠敬測量による長崎県内の主な街道・長崎街道」千綿の項が、標石の所在を地図上で示して紹介してある。
あと1つは「長崎街道ポタポタ道中記」。九州大七三会が「伊能図で甦る古の夢.長崎街道」(河島悦子著)を参考にしながら長崎街道をツーリングした紀行だが、これには標石の写真があり記事は次のとおりあった。
「…国道34号線に出て、千綿漁港近くで、再び長崎街道へと入ります。
千綿川岸に建つ「馬加瀬淵標石」です。 橋が架かっていなかったため、雨が続いて水かさが増えると、渡河も命がけだったようです。
「馬加瀬淵標石」の近くに建てられていました。「龍頭泉道」と書かれていますが、何なんでしょう?。
このあと、長崎街道は入口が良くわからなくところが多くて、いくつかのパートが不通過となってしまいました。
「餅の浜踏切」から、再び長崎街道へとはいりました 。…」
2つの標石がある場所は、現在の国道34号線千綿橋のすぐ上流の右岸である。長崎街道の案内標識によると、道筋は国道の千綿橋下をくぐらせて千綿川を渡り、「馬加瀬淵」標石のあるやや手前川岸に上がらせている。
街道の道はこれから瀬戸郷の高台へと続き、六地蔵塔を見るのだが、ここら辺りは、今の街道歩きではわざわざ千綿川を渡らず国道の千綿橋を歩かせるため、標石の存在があまり知られていないのではないだろうか。
4月4日現地へ行って標石を見てきた。確認すると千綿川の川岸に立つ一方は、刻み「馬加瀬淵 従是山下淵三町二十三間」、16cm角×高さ1m。
龍頭泉へと分れる道角に立つあと一方は、刻み「龍頭泉道 従是四十町餘 四十八潭あり」、27cm角×高さ1.7mであった。
千綿渓谷蓮華淵近くに残っている同じような古い標石は、風景の項ですでに写真を紹介している。
なお、最初のHPなどによると、大村市杭出津3丁目の曲角に「これより左そのぎみち」と刻んだ長崎街道辻道標が標識とともにある。私は街道歩きをしてなく知らないので出かけてみたい。
本経寺のシダレザクラ・ソテツ 大村市古町1丁目
大村市古町1丁目の本経寺は、大村藩主大村家墓所のある寺で、墓所は国指定史跡となっている。
国道34号線空港南口先の杭出津3丁目交差点から右折。しばらく行くと左手にすぐ寺はある。
Otoji.K氏のHP「長崎の樹木」に次の新規記事があり、シダレザクラを見に行ったのだが、記事をよく見てなく裏庭とは知らず、本堂前広場の小さな木を写してきた。
しかし、本堂両脇の大ソテツは市指定天然記念物。墓地にはエノキの大木が6本ほど立つ。大村家墓所にあったクルス燈籠も珍しかった。
本来のシダレザクラの満開写真は、同HPを見ていただきたい。
大村市・本経寺のシダレザクラ
本経寺の裏庭にある。幹周り1.8m、樹高10mほど。巨木ではないが樹形がいい!
樹齢は50年前後と若いサクラらしいが、庭園に入ると、その姿に思わず息を呑んでしまうほど感激する。50年後には、市または県指定になるサクラ。
(追 記 平成20年5月5日)
後の5枚の写真は、平成20年5月4日本経寺を再訪。裏庭のシダレザクラを見せてもらった。もちろん葉桜となっていたが、ぜひこの木を写しておきたかった。
墓地のエノキも葉を繁らかしていた。