松林重宗氏画文集「長崎を描いてさるく」  その一部から

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松林重宗氏画文集「長崎を描いてさるく」  その一部から

先輩の水彩画家・松林重宗氏の絵日記風な画文集「長崎を描いてさるく」が、出版されている。
長崎市内・郊外と日帰りで行ける県内70箇所で描いた10号以下の小作品130点を収録。
A4版縦80ページ 2012年8月発行 販売価格 2,000円。
申し込み方法は、同氏HP「松林水彩ギャラリー」へ。 http://www8.ocn.ne.jp/~matsu3/

日本水彩画会会員。HPには水彩画による市内近郊の風景画を中心とした作品展示、画集、展示会出展案内がある。
出版を知らず、これまでうっかりしていたが、33頁に私と本ブログが登場していた。画文集の一部を紹介する。写真は私も同じところへ行き、同じような風景を写していたので、URL記事参照。

33ページ  名残の紅葉(医学部構内) F10(2011)・ポンペ会館 F4(2011)
長崎大学医学部構内である。長崎では師走になっても紅葉が見られる。ここの校庭では銀杏の黄葉がきれいであるが、今回は図書館の黒いシルエットをバックに桜やカエデなど名残の紅葉をねらった。12月としては暖かい方でさほど寒さを感じなかった。学食で若い医学生に混じって暖かい食事をとったせいもあるのだろう。
ところで、この絵が一段落して2枚目の4号を描いていると、突然山仲間だった友人が現れた…。彼のブログにも、この絵と私の写生姿が載っている。(2011月12月)
本ブログの次を参照。 https://misakimichi.com/archives/3048

40ページ  太田尾のあこう F6(2012)・ビニールハウス(飯香の浦) F4(2009)
太田尾の海岸にはあこうの防風林がありその長さは200mほど、中でもこのあこうは巨大で石垣塀の石を取り込んで実に堂々としている。10年ほど前に初めてここを訪れたときは、この生命力豊かな姿に心を惹かれて夢中になって描いた。
今回、画文集を出すにあたり、また描きにやって来たが明暗の調子が難しく悪戦苦闘であった。
太田尾の隣の集落である飯香の浦では南向きで暖かそうな谷間にビニールハウスがぎっしりと並んでいる。
本ブログの次を参照。  https://misakimichi.com/archives/1656

49ページ  大立神岩 F10(2008)・野母崎海岸 F6(2009)
長崎半島の先端には権現山があり、その南西側は厳しい断崖になって海に落ち込んでいる。その又先端から100mほどの海中に立っているのがこの岩である。
以前から描きたいと思っていたところで、海岸の岩や砂の上を1時間ほど歩いてようやくたどり着き、風に何度かイーゼルを倒されながら3時間ほど粘った。
本ブログの次を参照。  https://misakimichi.com/archives/1655

68ページ  千々石の秋 F19(2009)・千々石棚田 F3(2008)
千々石にはジオパークに指定されている断層帯の崖が続いているが、この崖の上からの眺めは絵になり、南向きで暖かいので秋から冬にかけた時期にいつも出かけている。そのころには、この大銀杏が色づき、斜面の棚田も収穫の時期で一面黄金に輝く。遠くにはビニールハウスが逆光に光っている。
それから晩秋になると残った稲株からまた芽が出てこれも春のように美しい。
本ブログの次を参照。  https://misakimichi.com/archives/2063