時津街道の滑石にある道案内標石その後
時津街道の滑石にある道案内標石については、2007年7月記事で、次の2本を載せていた。
https://misakimichi.com/archives/87
平宗橋際の標石 18cm角、高さ60cm。
「+西浦上村字平宗」「明治三十三年九月」「長與→」「→長崎」
滑石入口の標石 18cm角、高さ40cm。埋設のため( )は推定
「+(西浦上村字横道)」「明治三(十三年九月)」「←長(崎) 時(津)→」「三重」
平宗橋際の標石は、現在もそのまま同地にあるが、道の尾駅までの市道は拡幅され付け変わっている。平宗橋の道は、車はもう通らないようになった。
滑石入口の標石も、滑石公民館前付近が現在、交通渋滞緩和のため「滑石町(横道工区)街路改築工事」が、広範囲に施工されている。
きのう通りかかった。滑石入口の標石が、工事でどうなるか気になり、確認してきた。歩道部分の街路工事にもかからず健在だった。
この標石は、滑石公民館前から右手の三叉路の方へ少し行くと、理容大石駐車場角にある。長崎新聞道ノ尾・滑石販売センターが対面。ここが昔の時津街道や明治県道の重要な分岐点だった。それを示す貴重な道標である。
以前は下部が埋設されていたが、いつの間にか台石の上に立ち、地上に姿を見せたものに建て変わっていた。4面の刻字がほぼわかった。刻面は次のとおり。
最初の写真が、以前に下部が埋設し3面も判読できなかったときの標石の姿。
滑石入口の標石 18cm角、高さ50cm。。( )部分は欠落のため推定。
「+ 西浦上村字(横道)」「明治三十三年九月」「←長(崎) 時(津)→」「←三重 瀬戸」