長崎外の古写真考 目録番号:3045 富士山の遠景(2)  ほか

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:3045 富士山の遠景(2)  ほか

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号: 3045 富士山の遠景(2)

目録番号: 3999 富士山(1)
〔画像解説〕
小山町須走(すばしり)あたりから富士山を遠望したもの。富士山の大きさや左手の稜線に宝永山が見えることから撮影地点が推定される。須走は古くから富士山須走登山道の登山口で、撮影地点はその登山道の途中であろう。撮影地の書込み方から撮影者はF・ベアトと考えられる。

目録番号: 4887 武士と富士山
〔画像解説〕
横浜開港資料館の研究により、山梨県富士吉田あたりから富士山を遠望したものとされる。富士吉田も古くから富士山登山道の登山口であり、撮影地点はその登山道の途中と考えられる。沢に架けて丸木の橋で、武士と2人の男性が撮影されている。F・ベアトの撮影である。

目録番号: 5698 富士山を望む(但し富士の映像は消滅)

■ 確認結果

目録番号: 3045「富士山の遠景(2)」は、2枚目の目録番号: 3999「富士山(1)」と同じ写真である。撮影者: F.ベアト、撮影地域: 静岡 となる。
この項は再掲。2010年2月28日の記事あり、次を参照。
https://misakimichi.com/archives/2247

3枚目の目録番号: 4887「武士と富士山」と、4枚目の目録番号: 5698「富士山を望む(但し富士の映像は消滅)」も、富士山の映像がはっきりしないが、撮影者は F.ベアトで、近くの場所から富士山を同じような姿で写しているように思われる。