長崎外の古写真考 目録番号:3045 富士山の遠望(2) ほか

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:3045 富士山の遠望(2) ほか

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:3045 富士山の遠望(2)

目録番号:3999 富士山(1)
〔画像解説〕
小山町須走(すばしり)あたりから富士山を遠望したもの。富士山の大きさや左手の稜線に宝永山が見えることから撮影地点が推定される。須走は古くから富士山須走登山道の登山口で、撮影地点はその登山道の途中であろう。撮影地の書込み方から撮影者はF・ベアトと考えられる。

目録番号:4000 須走(2)       関連写真 目録番号: 614 須走(1)
〔画像解説〕
小山町須走(すばしり)から富士山を遠望したもの。須走は古くから富士山須走登山道の登山口として栄え、御殿場から山梨へ向かう甲州道の籠坂峠(かごさかとうげ)越えの麓集落でもあった。道路には民家や石塔が並び、左手には半鐘台が見える。横浜開港資料館の研究(註)と撮影地の書込み方によりF・ベアト撮影と特定できる。

■ 確認結果

目録番号:3045「富士山の遠望(2)」と、目録番号:3999「富士山(1)」は、同一写真か、ほぼ同じ地点から撮影しており、タイトル、画像解説など調整要。
目録番号:4000「須走(2)」に須走側から見た富士山の姿がある。関連写真の目録番号: 614「須走(1)」は、同じ作品で彩色がある