長崎の巨樹・名木 (諌早市)」カテゴリーアーカイブ

富川渓谷大雄寺のヤブツバキ  諌早市富川町  

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富川渓谷大雄寺のヤブツバキ  諌早市富川町

国道34号線の諌早市下大渡町「本野入口」交差点に、「富川渓谷」入口の案内標識があり、右折して県道212号線により行く。二股は直進。大雄寺の手前まで車は入る。
富川渓谷は本明川の源流部。昔から何回も引き起こされた諫早水害の犠牲者を弔う大雄寺があり、渓谷の岩肌には五百羅漢像が刻まれている。

渓谷の奥にある県指定天然記念物カツラや、大雄寺にある諫早の名木イロハカエデは次を参照。
https://misakimichi.com/archives/382
https://misakimichi.com/archives/601

もう1本の名木「ヤブツバキ」も、大雄寺の境内にある。車道終点の小駐車場から大雄寺へ川沿いに石段の道を行くと、イロハカエデの名木がまずあり、数段登ると右方の石段角にヤブツバキがある。
「諫早の名木30選」によると、ヤブツバキは幹囲2.10m、樹高8m。
根元から2本に分かれている樹のため、大木と見えず、名木がここにあるとは知らなかった。
後ろの写真は、手前にあるイロハカエデと奥の寺・渓谷。

花の木神社のヤマモガシ  諌早市久山町

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花の木神社のヤマモガシ  諌早市久山町

国道34号線の諌早市久山交差点から右折し、田結・飯盛方面へ県道138号線により向かう。
「花の木トンネル」に入る手前に、集落「花の木」の案内標識があり、右手の高台へ上がる。
「花の木ふれあいセンター」まで行くと、建物後ろの山手に鳥居が見えるので、センター先から左の坂道を上がると、「花の木神社」へ着く。

名木の「花の木神社のヤマモガシ」は、参道石段を登りきった左方の林間の斜面地に立つ。
上段の社殿側参道の方に名木銘板はあり、根元がよく見える。社叢には他に数本あるようだ。
「諫早の名木30選」リストによると、幹囲1.60m、樹高18m。
植物図鑑による樹木の解説は次のとおり。

ヤマモガシ   ヤマモガシ科 Helicia cochinchinensis Lour.

常緑高木。枝幹紫褐色、通直に太る。葉は互生し、有柄、長楕円形5〜12cm、革質無毛で平滑、光沢がある。ヤマモモやホルトノキの葉に似ている。8月頃葉腋に長さ10〜15cmの総状花序をつけ、白色有梗花を多数つける。11月頃黒紫色に熟する。
分布は本州中南部、四国、九州、琉球、台湾。

平松神社のムクロジ  諌早市本明町

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平松神社のムクロジ  諌早市本明町

諫早市街の永昌町交差点から前国道34号線の市道により、大村方面へ向かう。
明峰中学校入口の先に、JR大村線の踏切を渡り本明川に架かる「平松橋」へ入る信号のない交差点がある。
この道へ右折して入り、「平松橋」を渡ってまっすぐ進むと、突き当たりが「平松神社」である。

名木の「平松神社のムクロジ」は、参道を登った社殿広場の右側に立つ。
「諫早の名木30選」リストによると、幹囲1.58m、樹高17m。
平松神社裏手の丘陵は「平松城跡」。参道入口の鳥居右の石垣上には、梵字が刻まれた「板碑」がある。

蓮光寺のケヤキ  諌早市城見町

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蓮光寺のケヤキ  諌早市城見町

諫早市永昌町交差点から国道207号線に入り、四面橋を渡って竹の下通りに向かう。その中間くらいに前交番があった城見町交差点があり、ここから右折して本明川の方へ下る。
途中で旧街道の道へ出るので、左折して行くと左手高台に「蓮光寺」がある。

名木の「蓮光寺のケヤキ」は、参道を登った左側に高くそびえ、道路側からもすぐわかる。
寺の本堂は新しく建て替えられている。
「諫早の名木30選」リストによると、幹囲1.90m、樹高17m。

北諫早中学校のユリノキ  諌早市城見町

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北諫早中学校のユリノキ  諌早市城見町

諫早市永昌町交差点から右折して国道207号線に入り、四面橋を渡って竹の下通りに向かう。その中間くらいに前交番があった城見町交差点があり、ここから左折してまっすぐ上がって行くと、高架の橋を渡り「北諫早中学校」の正門前に着く。

名木の「北諫早中学校のユリノキ」は、校舎一段下の校庭左周辺の土手にあり、数本が並木道をつくっている。
「諫早の名木30選」リストによると、幹囲1.90m、樹高17m。
ユリノキはモクレン科。同じようなユリノキの大木は、小野小学校の校舎前にも1本あった。

次は、2008年(平成20年)10月23日付朝日新聞のコラム。

【天声人語】 赤組の先駆けがハナミズキなら、黄組はユリノキだろうか。街路樹の色づきである。住まい近くの「ユリの木公園」でも、金茶の葉を宿した木々が増えてきた。ユリの木と書いてみて、カタカナ、ひらがな、漢字が並ぶ珍名に気づく▼名前より不思議なのが、シャツのような葉の形だ。半纏木(はんてんぼく)という別名の通り、職人さんが着るはんてんを思い浮かべてもらえばいい。やっこ凧(だこ)や軍配にも似るオンリーワンの愉快な姿に、自然の妙技を見る▼「葉(よう)画家」の群馬直美さんは、著書『街路樹・葉っぱの詩(うた)』で、秋風と遊ぶ迎賓館前のユリノキ並木をこう活写した。〈ざざざー。シャララー。ぞぞぞー。葉っぱたちが高い梢(こずえ)で手を振り、拍手しながら、いろんな陽(ひ)だまりの人たちを一所懸命に歓迎している〉

▼ユリノキは北米原産で、日本には明治初期に渡来した。新宿御苑では樹齢130年を超す第一世代が、元気に葉を茂らせている。どれも、幹回り3㍍はあろうか。御苑のシンボルでもある巨木たちは、日本中のユリノキの母樹だという▼中でも芝生の広場に寄せ植えされた3本は、根や枝が絡み合い、異形の生命体を思わせる。どの入園者より長生きの三つ子。見上げれば、迷彩柄の「シャツ」はまだちらほらだ。突き抜ける空の下で、緑の大群が「慌てなさんな。ざざざー」と手を振っていた▼きょうは節気の「霜降(そうこう)」にあたる。虫が黙り、北国からは初霜の便りが続く時期。ひと雨、ひと風ごとに秋色は深みを増す。赤組と黄組が抜きつ抜かれつ、山から里へと転げ落ちてくる。

白浜八幡宮のイスノキ  諌早市白浜町

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白浜八幡宮のイスノキ  諌早市白浜町

諫早市街から国道207号線により高来町方面へ向かう。肥前長田を過ぎしばらく行くとAコープ白浜店がある。店先の角から左折してJR長崎本線の踏切を渡り、すぐの分岐は右の細い車道へ入り、坂道を上がって行くと「白浜天満宮」に着く。
白浜公民館の前となる。国道をそのまま行って、次の長崎本線ガード下をくぐっても、この道と続き天満宮へ着く。

名木の「白浜八幡宮のイスノキ」は、本殿の右側にある。周りにイスノキの同じような大きさのが数本見られる。
「諫早の名木30選」リストによると、イスノキの名木は幹囲1.80m、樹高17m。
後ろの写真は、境内広場に目立つクスノキ。かなりの巨木が2本ある。

小野金比羅山のエノキ?  諌早市宗方町

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小野金比羅山のエノキ?  諌早市宗方町

国道57号線により諫早市街から諌早市小野町まで行く。小野小学校の次に「小野」交差点があり、右折して旧道の道へ入る。小野の天満宮や郵便局前を通り、小野団地入口まで行くと、「金比羅山頂 ←2.3km」の標識がある。
団地内を通り、山頂すぐ下の駐車場まで車道があり、山頂は駐車場から歩いて15分ほどである。

金比羅山(標高247m)の山頂一帯は、寛延元年(1748)建てられた曹洞宗「性円寺」の廃寺跡。諫早平野の眺望もよく、諌早市指定名勝なので、風景・史跡の項も参照。
暖地性の自然林が広く残る。写真は途中で見た主な樹木と名札のあったもの。

「諫早の名木30選」リストによると、小野町金比羅山「性円寺のエノキ」として幹囲3.14m、樹高20mのエノキを名木にあげている。
しかし、エノキは見あたらなかった。散歩中の地元の人に聞くと、松尾社の先の方の林間に大木があったようだが、平成3年頃の台風により倒壊したという話もあり、確認できなかった。
当該の木の見落としもありそうだ。

小野天満宮のナギ  諌早市小野町

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小野天満宮のナギ  諌早市小野町

国道57号線により諫早市街から諌早市小野町まで行く。宗方町の次に「小野小学校前」交差点があり、右折して旧道の道へ入る。
すぐ「小野の天満宮」があり、鳥居と石門をくぐって中へ入る。境内右の一角に祀られている「小野の六地蔵石幢群」は、史跡の項を参照。

境内にはバクチノキやマキの大木が目立つが、名木の「小野天満宮のナギ」は社殿後ろの敷地一番奥となる小野保育園の入口通路沿いフェンスのところにあった。
剥がれかかった古い銘板があって、やっとわかった。
「諫早の名木30選」リストによると、幹囲2.10m、樹高16m。

西仙寺のヤマモモ  諌早市中通町

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西仙寺のヤマモモ  諌早市中通町

国道251号線により矢上大橋を渡り、諌早市有喜町まで行く。有喜中学校前の坂を下ったところに小ヶ倉ダムを通って諌早市街の小栗に出る市道があり、交差点から左折してこの道へ入る。
まもなく中通町となり、「下中通」バス停手前にスズキ「川下自動車」工場があり、左横の細い車道を上がると「西仙寺」へ着く。住家のような建物だが、「西仙寺」と大きい表札がある。

名木の「西仙寺のヤマモモ」はここにはなく、寺裏山の高台の観音堂が祀られた広場にあるので、寺右手の山道を50mほど歩いて登る。
山道の参道や観音堂広場は、まことに感じがよい。観音堂左には「天祐三一六世 英麟胡碓大和和尚禅師」と刻んだ石碑があった。入口にスタジイの大木もあった。 
「諫早の名木30選」リストによると、ヤマモモは幹囲3.57m、樹高13m。

明徳寺のホルトノキ  諫早市有喜町

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明徳寺のホルトノキ  諫早市有喜町

国道251号線により矢上大橋を渡り、諌早市有喜町まで行く。各交差点から右折し有喜漁港へ出る。「明徳寺」は漁港右手の高台にあるので、河口手前の方の橋「有喜橋」へ右折して渡り、集落内の旧道を行く。
たちばな信金前を通りながら堀口商店先まで行くと、右手へ上がる坂道があり「明徳寺」に着く。

境内には、山門右の鐘楼との間に名木「明徳寺のイチョウ」があり、前項とした。寺にはあと1本、名木「明徳寺のホルトノキ」がある。
本堂のある境内でや、その上段の駐車場にはクスノキの大木があるが、ホルトノキはすぐには見えず、立っているところがわかりにくい。

寺の山門前の車道に戻り、少し回り込んで登ると寺の住職宅裏門があり、この左上の斜面に立っていた。上段の広い駐車場の角から眺めると、そこは庭園。
立入りできないため、外から写した。「諫早の名木」の銘板が確認できないが、この木と思われる。「諫早の名木30選」リストによると、幹囲3.48m、樹高17m。