郡岳(こうりだけ)山麓の自然休養林の今  大村市重井田町

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郡岳(こうりだけ)山麓の自然休養林の今  大村市重井田町

Otoji.K氏HP「長崎の樹木」リストの中(街路樹)に、次のとおり郡岳(こうりだけ)山麓の自然休養林を記していた。野岳湖の大村湾CCの奥一帯。この道は萱瀬ダムへ出る。自然休養林が今、どうなっているか、立ち寄ってみた。
現況は写真のとおり。遊歩道は、一部歩けるが、後は荒れている。伐採したところもあり、ベンチ・トイレ・樹木の名札などは撤去しているようだ。時間がなかったから、もちろん中までは見ていない。かろうじて、郡岳南登山口にエンコウカエデとハイノキの名札を見つけた。

自然休養林

自然休養林とは、国民の休養・レクレーションのため、施設などを整備した国有林を言う。郡岳(こうりだけ)を中心とした山麓は、スギ・ヒノキの人工林と、クロマツの混交林、広葉樹の天然林が広がる。ゴルフ場に接した場所に遊歩道がある。
気持ちのよい遊歩道を歩くと、シイ、アカガシ、ヤマビワ、リョウブ、クマノミズキ、etc、の中、トキワガキの高木もある。ツクバネガシの他、オオツクバネガシが多く見られた。
残念ながら施設の老朽化のため、この休養林は平成18年4月に廃止が決定された。国の財政緊縮策がこんな所にも反映している。長崎では西彼杵半島の一部だけが自然休養林となる。