「従是神崎御焔硝藏掛並常住小屋境内」の標石2本があった
「神崎台場」は長崎港の入口に位置し、鎖国時代、対岸の「魚見岳台場」(国指定史跡)とともに長崎港の警固する重要な台場で、古台場・新台場・増台場とも設けられた珍しい台場である。
増台場は文化7年(1810)構築され、山中に焔硝藏の遺構もあることは知られていたが、平成18年12月、江越先生と私がこの藏の周辺を調べ、当時の「境内標石」2本を見つけた。
石油油槽所となっている古台場跡には、昔の英国ライジングサン(RS)会社の英字境界標があった。