東竹原の道標(彼の石の板碑) 山都町東竹原
サイト「近世以前の土木・産業遺産」大分県リストによるデータは、次のとおり。前回、地元に聞いても所在がわからず、資料をあたり大分県からの帰りに再び訪れた。今回の場所調査は、地元野原の栗屋氏(旧町文化財保護委員)にたいへん世話になった。
最後の写真は、高森峠展望所から阿蘇山を望む。資料は、蘇陽町郷土誌から。
高森峠トンネル先から国道325号に入る。しばらく行くと東竹原集落の入口があるが、国道をそのまま約3kmほど直進する。案山子茶屋先に国道が大カーブするところがあり、ここが里道との四叉路となっている。
左を見上げると白い史跡標柱があり、榎が立った大岩が「彼の石の板碑」だった。全面に苔がひどく、はがさないと識字は困難。本来は奉祝御甲申という板碑。左右を示す地名は特に小さな刻みで、はっきりわからなかった。
東竹原の道標(彼の石の板碑) ひがしたけばる
(上益城)山都町 <日向往還> 石道標(自然石) 高240㎝,幅350㎝,厚280㎝ 文化13(1816) 町史跡 町教委 原位置 (正面)「右ハ ひうがゑ/左ハ あそ山 くまもとゑ」/街道沿いの自然の巨石に道しるべを刻んだもの 1 B