滴水の眼鏡橋  熊本市北区植木町小野 ( 熊本県 )

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滴水の眼鏡橋  熊本市北区植木町小野

HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」熊本県の石橋によるデータは、次のとおり。植木町の熊本市北区役所前から市道を東へ2.3km。小野泉水公園内に移築復元されている。

№1,344  滴水橋
移築前
植木町滴水(たるみず)
木葉川
橋長:6.1m  橋幅:4.46m  径間:3.2m  拱矢:1.54m  環厚:31cm  輪石:17列
国道3号線・国道208号線交差点から国道3号線を600m南下、2つ目の信号を右折 700m先、桜井小を過ぎて右折、800m先に架かっていました。

5年2ヶ月ぶりの訪問
今年1月に撤去されました。小野泉水公園に移設されるそうです。
左手ブルーシートの下に石材が保管されています。
以上 2010.02.06撮影

滴水の眼鏡橋(移築復元)
元所在地 植木町大字滴水字高田の滴水と平野の間
「もとは木葉川上流の神の木川に架かっていた単一アーチ橋で、垂直な橋台の上に洪門(アーチ)がのる構造です。
長さ6.3m、幅4.4m、アーチ径3.2m、アーチ部の高さ2.7mで、輪石17列と橋台3段(使用石材数155個)で構成されていました。アーチ部はボルトやコンクリートを使用せずに石材のみで組み上げられています。
小型橋ながら構造は堅牢で破損がなく、架橋当時の状態が非常に良く残っています。石材は凝灰岩切石で、精緻に組み上げられており、当時の技術の高さを物語っています。中央の楔石は、他の輪石より少し大きい石材が使用され、輪石下の橋台は切石を垂直に積み上げてあり、輪石と共に精美な印象を与え、丁寧な仕事ぶりがうかがえます。脇にあるもとの高欄と親柱の一部は川から引き上げました。
架橋した年代や施主、石工は現在のところ記録がありませんが、明治〜大正時代のものと思われます。」
平成22年(2010)3月 熊本市教育委員会

滴水からここ小野泉水公園に移築復元されました。
以上 2010.03.22撮影