麻扱場(おこんば)橋  南関町大字関東 大津山公園 ( 熊本県 )

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麻扱場(おこんば)橋  南関町大字関東 大津山公園

サイト「近世以前の土木・産業遺産」熊本県リストによるデータは、次のとおり。九州自動車道南関IC近く、国道443号沿いに「大津山公園」の入口があり、園内に「麻扱場橋」が移設されてある。

麻扱場橋 おこんば
(玉名)南関町 大津山公園/<内田川> 石アーチ橋 (凝灰岩) 長11.9m,S8.9m(A),幅2.8m 江戸末期? 町有形 町教委 移設/保存状態良好 種山石工の流れを組む地元の作/中央部が迫石だけの、太鼓型のアーチ 2 C

HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」熊本県の石橋によるデータは、次のとおり。

№1,675  麻扱場(おこんば)橋

玉名郡南関町大字関東
橋長:9.3m  橋幅:2.85m  径間:9m  拱矢:4.25m  環厚:45cm
輪石数:35
南関インター近く、「大津山自然公園」内にあります。

麻扱場(おこんば)橋
「おこんば橋は、南関町大字下坂下、北辺田の内田川に架かっていたアーチ式の石橋で、平成5年にほ場整備にともなう河川改修により、解体撤去のやむなきにいたり、ここ大津山公園内の太閤水の地に移転復元されました。
建造年代は不明ですが、江戸末期か明治の初期と考えられています。石工名も残念ながらわかっていません。
橋名は、昔内田川で麻のさらしが行われていて、橋の近辺を「麻(お)扱(こ)き場」と呼んだことによるものです。
撤去前は農道として近隣の人々が利用する程度でしたが、昔は肥猪方面から高瀬に出るには、この橋を渡り、上坂下、三ツ川を抜けるのが最短でしたので、多くの人々が利用する大事な橋でした。
おこんば橋は、やむをえず移転復元されましたが、これからもずっと町の文化財として大切にしていきましょう。
[測定値]
橋長11.9m 幅員2.77m スパン8.9m 拱矢4.7m 輪石数35」
南関町 南関町教育委員会