浜の川湧水  島原市白土桃山2丁目 ( 長崎県 )

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

浜の川湧水  島原市白土桃山2丁目

サイト「近世以前の土木・産業遺産」長崎県リストによるデータ及び島原市HPの観光情報による説明は、次のとおり。湧き出し口は、普段は蓋をされ見学できない。
場所は、島原市湧水マップの左下である。付近は各路地に余計な案内標識が多く、矢印どおり進むと迷ってしまう。国道251号の桃山入口から黄線の路地を120mまっすぐ歩くとすぐである。車は不可。

浜の川湧水 はまのかわ
島原市 白土桃山 湧水(石造) 寛政4(1792)以降 名水百選/水の郷 WEB 現役利用 寛政4の眉山大崩壊による地殻変動に伴い誘発された湧水(地下の地層帯が、火山灰と砂礫層が互層する帯水層となっていたため、地下水に強い圧力が加わり自噴したとされる)/切石で4つに仕切られ、①魚・食品の洗い場、②食器・食品のすすぎ場、③食器・食品の洗い場、④洗濯場と分かれている 1 B

島原湧水群/浜の川湧水
数多くある湧水の中でも「浜の川湧水」には、4つの区画に区切られた洗い場があって、食料品を洗うところ、食器を洗うところなど各用途によって上から順々に水を利用していくような仕組みになっており、現在もそのしきたりが守られています。
現在みられる島原市内の湧水の多くは、1792(寛政4)年の雲仙岳噴火に伴う群発地震による地殻変動によって誘発されたものといわれています。
市街地においては、地下の地層帯が、火山灰層や砂れき層が互層した良好な帯水層となっていて、源水涵養帯としての透水性に富む山体(眉山)が直前にまで迫っていることから、地下水に強い圧力が加わり自噴しやすい状態となっているため湧出しているといわれています。
市内の各所に祀られた水神様に、水を大切に思い感謝した先人たちの気持ちがしのばれ、それは今に受け継がれてきています。湧水池や水路、洗い場などの環境保全は、現在も地域住民の手によって行われています。
このような住民の手による管理保全や湧水の利用、また、市が進めてきた水辺環境の整備などが評価され、昭和60年に環境庁から島原湧水群が全国「名水百選」の一つに、また、平成7年には国土庁から「水の郷」に選定されました。