長崎の古写真考 幕末明治の長崎 43P オランダ商人カール・J・テキストルの妻子と乳母 

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長崎の幕末・明治期古写真考 幕末明治の長崎 43P オランダ商人カール・J・テキストルの妻子と乳母 

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。

「古写真に見る幕末明治の長崎」 明石書店2014年6月刊

43P オランダ商人カール・J・テキストルの妻子と乳母 
ステレオカード。1860年ごろピエール・ロシエが出島で撮影

■ 確認結果

姫野順一氏著「古写真に見る幕末明治の長崎」が、明石書店から2014年6月発行されている。本書は、2007年から2013年まで朝日新聞長崎版に毎週1回、5年9ヵ月に亘って連載された長崎古写真の解説記事「長崎今昔」から、後半部分をテーマに沿って再編集している。
著者の解説は、新聞掲載時から疑問が多かった。そのつど本ブログ古写真考前の記事で指摘済みで、一部は修正されているが、刊行本の内容で再び問題となる作品を取り上げる。正しい解説をお願いしたい。

43P オランダ商人カール・J・テキストルの妻子と乳母 
ステレオカード。1860年ごろピエール・ロシエが出島で撮影

●オランダ商人妻子と乳母—開港期の生活を写す
出島のオランダ商人カール・J・テキストルの日本人妻(マサナギ・ナオ)と乳母のステレオ写真です。ナオが抱いているのは、テキストルの間に1859(安政6)年に生まれた長女カロリーナ・マリアです。スイス人写真家ピエール・ロシエが出島内部で撮影し、ロンドンのネグレッティ・アンド・ザンブラ社から開国直後の「日本の風景」の1枚として販売されたものです。…

データベースでは、目録番号:3416「母子と乳母」。まだ撮影地域:未詳、撮影年代:未詳のままとなっている。タイトル、解説も違う。
この作品は、本ブログ次を参照。  https://misakimichi.com/archives/2646
本来のデータベースをまず修正してから発刊するべきではないか。