小江・小江小浦・柿泊間の明治県道調査と整備 2014年6月
2014年6月15日(日)曇り。小江・小江小浦・柿泊間の明治県道調査と整備。参加5人。みさき道歩会の例会。今回は柿泊側から歩く。
かきどまり運動公園前10:00—旧道調査—流水路手前12:10(昼食)12:40—2つ穴防空壕13:31—小江14;20(徒歩距離 約4km)
1回目の調査は、 https://misakimichi.com/archives/3855
2回目の調査は、 https://misakimichi.com/archives/3942
小江・小江小浦・柿泊間の明治県道調査と整備は、3回目のリベンジ。今回は逆歩きして調査する。大波止9:29発春木経由相川行乗車。かきどまり運動公園前を10:00から歩きだす。堤から小浦の里の方へまっすぐな市道を進み、柿泊から上がってきた旧道の分岐点まで行く。
明治34年旧版地図のとおり、ここが十字路で、小江へ向かう旧道の入口があったはずである。やぶとなって、入口がわかりにくかったが、伐り開くときちんとした道跡が出てきた。
下って行くと小沢と出会い、小さいが見事な桁石橋が残る。この道が明治県道に間違いないだろう。
平坦な道跡はまだ続き、倒木や茨を伐り開く。根本から倒れた巨木の先に、えぐられた道のような崖があり、突然、平坦な道跡が消える。先がわからない。ここから下るのだろうか。総合運動公園の急な流水路工事跡広場へすぐ出るだろうと思って昼食とした。
どうもこのあたりの道跡が、工事のため分断されて、よくわからない。急な流水路へ出たが、少し登り過ぎであった。ロープを使って深い流水路を渡り、以前に小江側から確認していた道跡まで対岸を下った。このあたりの再調査がまた必要となった。
後はイノシシ除けのフェンス沿いに、2つ穴の防空壕まで行く。先も雑木林と昔の段々畑の中の山腹の道。特に迷うことはないが、要所に黄色ペンキとテープ巻きをしていった。果樹畑まで出ると、眼下に小江の集落と海岸が広がる。松林のグランドが、昔の福田中学校跡である。この道は、昭和30年代までは、集落を結ぶ道や通学路として大いに利用されていたと思う。
畑道となり、歩きやすくなり下って行くと、新小江橋ではなく、小江橋の住家の間に出た。これで福田方面の道と繋がり、納得できる明治県道の道跡となった。
掲載写真が暗いのは林間と、新パソコンで映像館やGIMPソフトがうまく作動しないためで、了承願いたい。