日光寺のビャクシン  兵庫県南あわじ市松帆檪田

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日光寺のビャクシン  兵庫県南あわじ市松帆檪田

HP「人里の巨木たち」全国巨樹探訪記による説明は、次のとおり。
県道31号御原橋交差点から県道125号へ入る。西松帆から倭交川沿いに進むと、左奥に春日神社があり、神社の先に日光寺がある。

名称 日光寺のビャクシン (にっこうじのびゃくしん)
樹種 ビャクシン
樹高 20m(注2 環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による)
目通り幹囲 5.7m(注2)
推定樹齢 700年(注3 旧西淡町社会福祉協議会が設置した樹名板による)
所在地の地名 兵庫県南あわじ市松帆檪田
天然記念物指定 なし

慶野松原から南東に約1.2kmのところに浄土宗法性山上宮院日光寺(ほっしょうざんじょうぐういんにっこうじ)がある。
日光寺の由来について、境内に掲示があった。
それによれば、聖徳太子が初めてこの地を訪れた際、慶野海岸で、波間に漂う一つの筥(はこ)を見付けた。拾い上げて中を検(あらた)めると、如意輪観音像が納められていた。太子がその像を尊信護持していたら奇瑞があった。そこで、像が流れ着いた慶野海岸に七堂伽藍を建て、南海道仏法最初の霊場と定めた。と、そのようなことが記されてあった。現在地への移転時期は不明だが、明応年間(1492〜1501)以降のことらしい。
本堂に向かって右手、聖徳太子堂の前にビャクシンの巨木が立っている。
見る角度によっては1本に見えるが、実は2本が隣接しているという方が正確だろう。ただし、いずれの樹皮も左螺旋を描き、その曲線模様がほぼ一致している。2本は同じ遺伝子を持つ可能性が高いように思われる。
切られた大枝もあるが、全体に樹勢は良さそうだ。今後、さらに立派な姿になることを期待したい。