諌早公園の大クスと高城回廊の巨樹  諌早市高城町ほか

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諌早公園の大クスと高城回廊の巨樹  諌早市高城町ほか

諌早公園一帯は、諫早市城山暖地性樹叢として国指定天然記念物に指定されている数十種の暖地性植物に覆われた緑豊かな丘陵地である。
公園内には、樹齢600年を越すクスの大木や本明川から移築された国指定重要文化財の眼鏡橋、郷土の詩人伊東静雄の詩碑などがあり、静寂した雰囲気の中に歴史が感じられる。春に公園を埋めて咲き乱れるつつじは壮観である。
御書院は諫早家初代龍造寺家晴公が構築した。桃山様式の池泉回遊式庭園として、心字池を中心に、太鼓橋や月見灯籠は昔を偲ばせる。長崎県にこのような本格的大名庭園は一つしかない。高城回廊は諫早小学校跡地から市役所、高城公園、諫早公園周辺を一周する約1.8kmの情緒豊かな散策路である。(県・市HPから)

県下3番目という大クスは、諌早公園の一番高台の広場にある。現地説明板は次のとおり。高城回廊は市役所前まで歩き、目についた巨樹も写した。

国指定天然記念物  諌早市城山暖地性樹叢

諌早公園は本明川南岸に位置する周囲1kmの丘陵で、西郷氏(中世の諌早領主)が「高城」を築いたことから「城山」とも呼ばれます。のちの領主竜造寺氏(2代目から諌早姓を名乗る)が引き継ぎ、大正10年に公園化されました。
低海抜地域の原始的自然が良く残っている点で価値が高く、丘陵全体が昭和26年に国の天然記念物に指定されました。スダジイ・ヤブツバキ・アラカシ・ハマセンダンなどの常緑樹が数多く自生し、山頂部の広場付近には、ヒゼンマユミ(市の木)・ミサオノキなど希少種の群生や県下最大級のクスノキがあります。クスノキは目通幹廻り11.6m・樹高29.5mを測り、樹齢は600〜800年とも言われています。諌早のシンボルとして、市民に親しまれています。
豊かな自然だけでなく、国の重要文化財の眼鏡橋、くじら橋、高城・藤原明神、亀の塔(がめんとさん)、土塁や空堀、犬走りなど城に伴う遺構も残っています。平成元年(1989)には「日本の都市公園100選」に選ばれました。
平成13年11月 諌早市教育委員会