森山西小学校のアベマキ  諌早市森山町下井牟田

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森山西小学校のアベマキ  諌早市森山町下井牟田

島原鉄道沿いの国道57号線を行く。森山駅前を過ぎ、市立森山図書館やスポーツ交流館のある所へは川沿いに新道ができている。この図書館の裏手に森山西小学校と中学校がある。この辺りは昔は「鳥嶋」という。鳥類が多く、巨木が茂る島があったところ。周りは海を埋め立ててできた。小学校の正門側に「鳥嶋記念之碑」がある。学校の前身は、明治6年設立。
アベマキの独立大木は校庭隅に立つ。明治30年学校関係者が台湾から持ち帰り植えられた。近くに残るクスノキに勝って枝を広げている。現地説明板が次のとおりそれをよく記していた。

森山西小学校の「アベマキ」  長崎県指定天然記念物

この「アベマキ」は、明治30年本校職員であった内田格氏が、台湾から持ち帰り植えられました。樹齢110年。「ブナ科」の落葉高木。この種の独立大木は、九州では珍しく文化財としての価値が極めて高いとされ、昭和56年3月、県文化財審議会において、長崎県指定文化財「天然記念物」として登録されました。
西小学校の「アベマキ」は、地域の人々、児童の心のよりどころ、ふるさとの思い出として残っています。
平成17年3月  諌早市教育委員会

ア   ベ   マ   キ
「アベマキ」は、ブナ科の落葉高木で、クヌギに近く、まれにみる巨樹。地上55cmの幹まわりは3.65m、樹高約17m。大陸系植物で、日本では中国山地に、また県下では対馬に多く見られます。この樹皮からコルクが取れるので、コルクの木とも呼ばれています。