松 帆 湊 兵庫県淡路市岩屋字松帆
淡路地域ビジョン社会基盤分科会HP「淡路島近代化遺産マップ」による説明は、次のとおり。
県道31号松帆の浦の「神戸製鋼所健康保険組合健康増進センター 淡路ゆうなぎ荘」車道入口脇の溜め池が、松帆湊史跡と思われる。
淡路島近代化遺産 4 松帆湊 勝海舟が来た!1855年2月
■ 基礎データ
名 称:松帆湊
分 野:軍事施設
所在地:淡路市岩屋字松帆
設計者: −
構 造:土塁(高さ9m)
竣工年:文久3(1863)年
■ 概要説明
同遺跡は、神戸製鋼の保養所の脇にあり、溜め池となっていたため、長い間その存在が知られてなかったが、平成16年に民間の開発工事の際に水を抜いたことで発見された。黒船の来航を契機に、大阪湾岸の防衛を目的に江戸幕府の命で築造された。敵艦を迎撃するバッテラー(小型船)の基地として、岩盤を掘り込んで造られた一辺40mほどのひし形をしており深さは4m程度である。台場と一体となった湊跡の例としては日本唯一の遺跡であり、平成18年7月28日付けで国の史跡に指定された。