松帆台場 兵庫県淡路市岩屋字松帆
淡路地域ビジョン社会基盤分科会HP「淡路島近代化遺産マップ」による説明は、次のとおり。
県道31号松帆の浦の「神戸製鋼所健康保険組合健康増進センター 淡路ゆうなぎ荘」車道入口から敷地内へ入り、玄関へ向う途中の海側にある。
淡路島近代化遺産 5 松帆台場
■ 基礎データ名 称:松帆台場
分 野:軍事施設
所在地:淡路市岩屋字松帆
設計者: −
構 造:土塁(高さ9m)
竣工年:文久3(1863)年
■ 概要説明
明石海峡を通る外国艦隊を迎撃するための一大砲塁の一部である。砲塁は明石天文台の方向に向いて、M字型に築かれており、地図からの計測では現存する延長だけでも約140mになる。基礎部分は高さ約2mの切石を積んでつくった石塁、上部はその石の上に勾配約50度の急傾斜で粘土を盛って造った土塁となっており、石塁の高さ9m、土塁の最上部の幅は4m(土塁の高さは不明)ある。写真はこのM字型土塁の左翼部にある火薬所の跡で、現在は神戸製鋼の保養所の敷地になっている。