妙勝寺の大クスノキ  兵庫県淡路市釜口

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妙勝寺の大クスノキ  兵庫県淡路市釜口

HP「全国巨樹探訪記」による説明は、次のとおり。

名称 妙勝寺の大クスノキ(みょうしょうじのおおくすのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 26m(注2)
目通り幹囲 7.5m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 兵庫県淡路市釜口(注3)
兵庫県指定天然記念物(1980年3月25日指定)

注1)1995年2月に兵庫県教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による

国道28号近くの釜口小学校の西を高台に向かうと、800mほどで法華宗本門流御太刀山妙勝寺の横に出る。白い塀と石垣に囲まれた、なかなか立派な寺だ。
御太刀山とは変わった山号だが、これについて案内板に説明があった。
建武3年(1336)、後醍醐天皇勢に都を追われ、船で九州に落ち延びる途中の足利尊氏が、釜口沖で風待ちをしていた夜、山腹に燈火が見えた。あれはどこの灯かと尋ねたら、妙勝寺だという。「妙勝」とは縁起がいい。近いうちに勝利を掴むことになる前兆であろうと、太刀を奉納して必勝を祈願した。そんなことがあったという。
こののち、最後は戦さに勝利して、足利幕府を創立したのは周知の通りだ。尊氏はたいそう喜んで、寺に足利家の家紋を使用することを許可したそうである。
残念ながら、この話にクスノキは出てこない。
大クスノキは、向かって左手の墓地のほぼ中央。玉垣に囲まれて立っている。
少し前の写真では、葉が少し疎らに見えたが、今は樹勢が良さそうだ。樹冠は墓地を多い尽くさんばかり。
まだまだ大きくなりそうである。