大正十一年頃のガラス写真 133ほか 稲佐山を望む

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大正十一年頃のガラス写真 133ほか 稲佐山を望む

「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。

「大正十一年頃のガラス写真」
133,136,137,138,187  (稲佐山を望む)

■ 確認結果

「ガラス写真」とは、感光する写真乳剤を塗ったガラス板を写真機にセットして撮影した後、乾板をもとに写真を焼き付ける。フィルムが普及する前の明治から昭和にかけてよく使われた(朝日新聞キーワード解説)。
スタジオアートアイ制作CD「大正十一年頃のガラス写真」は、長崎を撮影していると思われる
308枚の写真。整理番号のみで、撮影地はまったくわからない。心当たりの場所を探してみる。

整理番号133,136,137,138,187の、遠くの写る山は「稲佐山」の稜線である。
ドンの山の十善寺郷墓地あたりからと思われたが、次の記事により「翠紅園」の場所が、長崎市上小島1丁目にあったと判明し、この近くから撮影した作品と考えられる。
墓石が写る138は、高島秋帆旧宅上の正覚寺墓地上部の方の路地からだろう。
https://misakimichi.com/archives/3715