大正十一年頃のガラス写真 209 脇岬海岸

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

大正十一年頃のガラス写真 209 脇岬海岸

「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。

「大正十一年頃のガラス写真」
209  (脇岬海岸)

■ 確認結果

「ガラス写真」とは、感光する写真乳剤を塗ったガラス板を写真機にセットして撮影した後、乾板をもとに写真を焼き付ける。フィルムが普及する前の明治から昭和にかけてよく使われた(朝日新聞キーワード解説)。
スタジオアートアイ制作CD「大正十一年頃のガラス写真」は、長崎を撮影していると思われる
308枚の写真。整理番号のみで、撮影地はまったくわからない。心当たりの場所を探してみる。

整理番号209は、現長崎市脇岬町の「脇岬海岸」であろう。先に見える砂浜が「脇岬海水浴場」となっている。JRおでかけネットによる説明は、次のとおり。
脇岬海水浴場
はまゆうが自生する長さ1300mに及ぶ白砂の浜は、ボードセーリングのメッカ。週末には海上に色とりどりの花が咲き乱れる。また、干潮時には波の浸食により創られた棚瀬(ビーチロック)が現れる。日本の水浴場88選にも選ばれている。