秋月城下町  福岡県朝倉市秋月

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秋月城下町  福岡県朝倉市秋月

国の文化財等データベースが現在臨時メンテナンス中、利用できないため、福岡県の文化財による解説を載せる。

甘木市秋月伝統的建造物群保存地区
国・重要伝統的建造物群保存地区
【詳細】
名称 甘木市秋月伝統的建造物群保存地区
所在の住所 朝倉市秋月及び秋月野島の各一部
所在の場所
指定年月日 平成10年4月17日

【説明】
秋月は甘木中心部より北へ約7km、古処山の麓に位置し、盆地をなす町のほぼ中央を野鳥川が西流するという恵まれた自然環境の中にある。 秋月の歴史は古く、平安時代には秋月庄として、その名が史料にあらわれる。中世になると古処山城を本拠とした秋月氏が、勢力を強め、移封される天正15年(1587)までこの地を支配した。江戸時代に入った元和9年(1623)には、福岡藩黒田家の支藩として、黒田長興が5万石を分与され、翌年の寛永元年(1624)には城下の縄張りが行われて、城下町としての骨格がほぼできあがった。 江戸時代の間、町は経済的成長をつづけ、拡大したが、明治時代に入り、秋月藩が廃止されると、町の人口は減少し、武家屋敷の多くが田畑へ転じた。さらに、町の中心は通りのある町場へと移り、秋月はその後、山間の小規模な集落として存続することとなった。幸い、秋月は今日に至るまで、大きな災害や開発もなかったため、城下町の構造を失うことなく、その姿を継承することができた。 甘木市秋月伝統的建造物群保存地区は、江戸時代に区画された地割と街路、町中をめぐる水路網など近世城下町の基本的構造を良く伝え、武家屋敷、町家、社寺建築などの伝統的建造物群が各所に残されている点が貴重であり、また、これらが周囲の自然環境と一体となって、地方の小城下町として豊かな歴史的環境を形成する点が評価される。