秋月眼鏡橋・キリシタン橋 福岡県朝倉市秋月
HP「石橋・眼鏡橋・太鼓橋・石造アーチ橋」福岡県の石橋によるデータは、次のとおり。
写真 1〜 7 №1,045 秋月眼鏡橋
福岡県朝倉市(旧甘木市)秋月
野鳥川
橋長:17.9m 橋幅: 径間:13.9m 拱矢: 環厚:52cm
架設:文化7年(1810)
「この石橋は文化七年(1810)に架けられたもので、ことに花崗岩使用は国内でも珍しく、昭和31年4月県指定有形文化財(建造物)に指定されている。
ところで、この橋が架けられる以前は、板橋でありそのため、一度大雨が降れば野鳥川が氾濫し、橋の流されることが度々で、其の都度、藩では橋の架け替えに手を焼いたものである。
その頃秋月藩は長崎警備の代番を命ぜられ、長崎へ赴く者が多かった。それらの人々は中島川に架かる石橋に目をとめて、あんな橋が秋月にも、と思わない者はなかった。これに裁断を下したのが首席家老の宮崎織部舒安である。かくて長崎の石工に頼み工事は着々と進められた。完成までに数年を要し、一度は竣工間際に崩壊するという事態もあったが、さらに慎重を期し再度着工、見事に完成したのが現在の橋である。橋名は初め長崎橋、だが今は眼鏡橋に定着している。」 甘木市教育委員会
写真 8〜 11 №2,064 キリシタン橋
朝倉市秋月
橋長:2.5m 橋幅:1.6m
単径間桁橋
「この上にはキリシタン畑というキリシタン関連の伝承が残る場所がある。秋月にキリスト教が伝わるのは、元亀元年(1570)。最盛時には2千人以上の信者がいたという。慶長12年(1607)に建てられた天主堂は、この伝承の地にあったのかもしれない。」
案内板より
鳴渡観音を過ぎ、山道を230mほど上ったところに架かっています。花崗岩の一枚岩です。
裏側にマリア像があるそうです。立て札には「今は見えず」とありました。がっかり。