長崎外の古写真考 目録番号: 3928 蓑笠の農夫たち(4) ほか

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号: 3928 蓑笠の農夫たち(4) ほか

「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号: 3928 蓑笠の農夫たち(4)
〔画像解説〕
バッチョ笠にモッコ棒(担げ棒)を持った工事作業員と思われる。モッコ棒は二人一組で大きな石などを運ぶ道具。藁蓑の下に印袢纒を着ているのは、作業組の人(と)思われる。

目録番号:4082 もっこを持つ蓑笠姿の農夫たち(1)
〔画像解説〕
全員が饅頭笠を被り、工事現場の組の印袢纒を着て、その上から雨具の藁蓑を着けている姿は工夫と思われる出立ちである。手には石などを運ぶもっこ棒を持つのは工事のためである。

■ 確認結果

目録番号: 3928「蓑笠の農夫たち(4)」と、目録番号:4082「もっこを持つ蓑笠姿の農夫たち(1)」は同じ写真である。
スチルフリードアルバム(1)と(3)からの作品であるが、タイトルをあえて別にした理由がわからない。同アルバムのほかの作品についても調べ、タイトルは統一してもらいたい。