長崎外の古写真考 目録番号: 3602 玉沢稲荷神社前で記念撮影する家族 ほか

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 長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号: 3602 玉沢稲荷神社前で記念撮影する家族 ほか

「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号: 3602 玉沢稲荷神社前で記念撮影する家族
〔画像解説〕
茨城県旭村の玉沢稲荷神社前の石段下で、家族4人が並んで記念撮影をする。同社は、陸奥の安倍氏の反乱を平定した源頼義・義家の父子が、康平6年(1063)に鎌倉権太夫景道に命じ、父子が平定に向かう際に戦勝祈願したこの地に立ち寄らせ、清水の湧き出る所を玉沢稲荷大明神として祀ったとの伝説に由来する。祭神は倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。

目録番号:3551 神事を執行する神官
〔画像解説〕
稲荷社の鳥居の外側から神事を執行する神主たちの様子を撮影する。立烏帽子に狩衣・指貫(さしぬき)を着用した初老の神官達が相互に向き合い、神事を執り行っている。稲荷社前には入母屋の拝殿が架設され、薦(こも)の上に高案(こうあん)が置かれ、さらにその上に三方が置かれて、供え物がなされる。場所は不明である。

■ 確認結果

目録番号: 3602「玉沢稲荷神社前で記念撮影する家族」は、画像解説とおりとすると、撮影地域は「京都」でなく、〔撮影地域:茨城〕が正しい。神社は現在の茨城県鉾田市にある。
目録番号:3551「神事を執行する神官」も、同「玉澤稲荷神社」の可能性がある。

茨城県鉾田市HPによる神社の説明は、次のとおり。
玉澤稲荷神社
冷水海岸は、鹿島灘を一望できる砂浜の美しい海岸で、玉沢稲荷神社の森とあわせて「茨城の自然100選」に選ばれました。玉沢稲荷神社は、源頼義が奥州追討の際にこの地で霊験を被ったとする伝承をもつ神社で、社殿は市の指定文化財となっています。境内には、樹齢800年とされるスダジイやタブノキの大木があり、周囲は森閑とした雰囲気が漂っています。