長崎県HP「旅する長崎学(たびなが)」 長崎港イナサ ほか
「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。
長崎県HP 「旅する長崎学(たびなが) ふるさと写真館」
作品 1 長崎港イナサ
[撮影エリア] 県南 長崎市稲佐付近 [撮影年代] 大正 [撮影日] 大正だと思われます。
作品 2 対馬・厳原 (掲載略)
戦前の絵葉書です。橋の名前がわかる方教えてください。
[撮影エリア〕 しま [撮影年代] 不明・その他
作品 3 雨模様の長崎 (掲載略)
蛇の目傘と着物がなんとも時代の雰囲気をかもし出しています。着物姿の女性は、これから珈琲でも飲みにいくのかな…。
[撮影エリア] 県南 [撮影年代] 大正
■ 確認結果
長崎県文化振興課 ながさき歴史発見・発信プロジェクトHP「旅する長崎学(たびなが) ふるさと写真館」に掲載されている中の3作品。 http://tabinaga.jp/photo/
古写真の撮影場所が不明なようなので、次のとおり県へ情報提供した。
作品 1 「長崎港イナサ Inasa at Nagasaki」は、
長崎市飽の浦町の恵美須神社の波止場から、大鳥崎と丸尾山を写し、遠くの山は金比羅山と思われる。丸尾山は海岸埋め立てで全部削られた。
長崎大学のデータベース目録番号:1694「飽の浦恵美須神社(3)」に、年代は古いが内田九一撮影の同じような光景がある。次の記事と写真を参考にし、正しい場所の検証をお願いしたい。明治時代の写真ではないだろうか。
https://misakimichi.com/archives/2192
作品 2 「対馬・厳原」 (掲載略)は、
「佐野屋橋(下橋) 対馬市厳原町今屋敷川端通り」ではないだろうか。確認をお願いしたい。
架設 大正6(1817)年 長さ 12.2m 幅員 6.2m(拡幅)
次の記事や石橋のサイトを参照。
https://misakimichi.com/archives/1263
http://www.fwd-net.com/hashi/
作品 3 「雨模様の長崎」 (掲載略)は、
古写真の中の倉庫群は、長崎市銅座観光通りの籠町側に建ち並んでいた「十軒蔵」に間違いないだろう。広場場側から撮影している。
次の記事を参照。
https://misakimichi.com/archives/3119