大分県HP「豊の国の名樹」の改善について要望と回答
大分県(農林水産部 森との共生推進室)HP「豊の国の名樹」の改善について、大分県政への提言(要望)のところ、次のとおり回答がありました。HP内容は今後、改善されると思います。
写真の樹木は、寒水のムクノキ(宇佐市安心院)、椿八幡神社のクスノキ(国東市武蔵)。
大分県HP「豊の国の名樹」の改善について (2011年11月21日 要望)
大分県(農林水産部 森との共生推進室)HP「豊の国の名樹」に、特別保護樹林・特別保護樹木一覧表と個別解説があります。
http://www.pref.oita.jp/soshiki/16210/meiboku.html
ただし、選定基準が不明です。国県市町村指定の天然記念物や、そのほか多くの巨樹・名木と言われる木が登載されていません。文化財等による保護という所管部の違いがあるのでしょうが、大分県全体の樹木を知るのに、一般人にとってまったく不便なリストとなっています。
このような県政広報は、観光・学術・教育などの面から問題があると感じました。私は先日、国東半島の巨樹・名木を訪ね、次のブログ記事にしています。参考とされ、県政全般の立場から所管部に対する指導と、問題点の解決をできるだけよろしくお願いします。
https://misakimichi.com/archives/3026
全体に所在場所がわからず、説明や地図をお願いします。指定木の標柱が腐って倒れているのがありました。現地に説明板がほとんどありません。一覧表の「真玉八幡神社の森」は、明細タイトルが間違っています。
大分県HP「豊の国の名樹」の改善について (2011年12月6日 回答)
大分県では環境緑化条例(昭和48年4月16日、大分県条例第19号)に基づき、昭和49年から、特に緑化に寄与すると認められる樹木又は樹木集団を、特別保護樹木・特別保護樹林に指定しています。指定する際に、あらかじめ所有者及び関係市町村長の意見を伺い、平成23年10月末現在、県下で62本の特別保護樹木と21箇所の特別保護樹林を指定しています。
これら貴重な樹木・樹林を広く広報するため「豊の国の名樹」として県のHPで紹介していますが、「豊の国の名樹」と題しながら、国、県、市町村指定天然記念物等に指定されている当室所管以外の多くの貴重な樹木等については、当室のHP上で掲載されていません。このため、今後、現在記載のない指定基準や所在位置図を掲載するとともに、各関係機関との連携を図り、各種情報にリンクできるよう改善します。
また、標柱については、管理者等からの要請に応じて腐朽等で建て替えが必要なものを順次更新していますが、設置状況の確認を今一度行います。なお、由来等について、県条例では現地説明板を設置することになっていないため、HP上での情報提供にとどまっています。説明板の設置は経費や維持管理、所有者の意向等を伴うことから、来年度の第5次大分県緑化基本計画の策定に併せた関係者等の協議の中で、必要性や課題等について検討のうえ、方針を決定したいと考えています。 農林水産部 森との共生推進室長 三ケ田 雅敏