松 屋 寺 日出町日出
国道10号が日出町の中心に入り、JR日豊本線の高架下をくぐり暘谷駅近くとなるところに、「松屋寺入口交差点」があり左折。大きな案内板どおり進むと、「松屋寺」はすぐである。
現地説明板は、次のとおり。拝観料要。本堂前の国指定天然記念物「大蘇鉄」は、次項で。
松 屋 寺(しょうおくじ)
曹洞宗康徳山松屋寺は天台宗六郷満山寺院の一つとして建立された水月堂を最初とし鎌倉時代の文永年間、最明寺道宗(北条時頼)が水月堂に宿したことにより以来西明寺と称したと伝えられる。慶長六年(1601年)日出藩主木下家の菩提寺となり康徳山松屋寺と号するに至った古刹で教多くの寺宝がある。
境内には国指定天然記念物大蘇鉄、県指定有形文化財の“仏涅槃図”“松屋妙貞他肖像画三幅対”狩野常信筆、“十六羅漢図”や町指定文化財木下俊長筆“千態観音図帳”等ある他、日出城主歴代の墓所や雪舟の築庭と伝えられる“万竜の庭”また帆足萬里をはじめ日出藩の碩学、文化人の墓も寺城内や近くに散在している。