佐田京石 宇佐市安心院町佐田
安心院の中心から県道42号により佐田へ向かう。「佐田京石」入口の案内板があり、案内板どおり宇佐へ通じる県道658号に入ると、米神山麓の県道沿い「佐田京石」駐車場に着く。
現地説明板は、次のとおり。霊山米神山を向いているという「こしき石」は、熊方面へさらに1km進む。「滑川橋」の右手上、田んぼの中に石が傾いて立っている。滑川上流の左右には、小さいアーチ式石橋が2橋(滑川1号橋・滑川2号橋)残っている。
佐田京石
太古の祭祀場か? 鳥居の原型か? 埋納経の標石か? 定説は未だありません。通路を登って左側の柵内は、マウンド中央の石柱から半円形を描くように石柱が配された環状列石と推測されます。
また、右側の柵内にはドルメン(支石墓)と思われる巨石があります。石柱の表面には、ペトログラフ(岩刻文字)の存在が指摘されています。背後にある山は、米神山(標高475m)と呼ばれ、山頂部にも環状列石(高さ50cm程度の石)があります。
また、ここから宇佐方面へ行った地点右側の水田中に、米神山側に先端が向いた立石があり、その上に小さな扇平石を載せたものが立っています。地元ではこしき石と呼ばれ、蓋石を取り除くと暴風になると伝え暴風石とも呼ばれています。
この様に山の名やこしき石等、米に係る名が多く有りますので弥生時代頃のものとも思われますが、定かではありません。 宇佐市教育委員会