地獄極楽(桂昌寺跡)  宇佐市安心院東恵良

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

地獄極楽(桂昌寺跡)  宇佐市安心院東恵良

全国にも珍しい江戸後期の遺跡。大衆教導のため岩のトンネル内に「地獄極楽」という、リアルなジオラマを作ったミステリースポット。
安心院の中心近く、別府への国道500号により行く。まもなく東恵良の左に案内板があり、奥の駐車場へ進むと、高台に桂昌寺跡礼拝堂と地獄極楽一周岩穴がある。
現地説明板は、次のとおり。翁塚(松尾芭蕉の句碑)もある。

市指定有形民族文化財    地獄極楽(桂昌寺跡)
桂昌寺(室町中期開基)は江戸の頃には無住荒廃となったが、江戸の天台僧午道法印(巍純)という傑僧が江戸後期の文政3年(1820)頃、大衆教導のために作った全国にも珍しい遺跡です。
先ず閻魔の庁で閻魔大王から裁判を受け馬頭・牛頭に引きずられて地獄道(36メートル)へと進むと、途中、三途の川の奪衣婆や赤鬼青鬼のいる血の池地獄などが迷路の闇に浮かびでます。
次に菩提坂を越えると極楽道(25メートル)となり、十三仏に救われて来迎弥陀(観音菩薩・勢至菩薩)の前に出ます。
その横の竪穴(5メートル)を鎖伝いに登ると丘の上には阿弥陀如来を中心とした多くの菩薩が安置され極楽浄土となっています。     宇佐市教育委員会