幣振坂周辺の風景 寺町・鍛冶屋町・風頭町
平成19年9月10日、この坂周辺を歩いた写真。坂の長崎。寺が多いから寺町。その中でも晧台寺(曹洞宗)と大音寺(浄土宗)の間の坂を、特に「幣振坂」と言う。
「へいふり坂」とは、寛永15年(1638)諏訪神社の鳥居造営のため風頭の石切場から重い石を運び下ろすこととなり、宰領が御幣を振って郷民たちがこの坂を運搬するのを励ましたことによる。
寺町界隈から風頭山にかけては急坂が続き、斜面の墓が密集している。長崎開港以来の著名な人たちの墓もここに数多くある(岩永氏著から)。