長崎外の古写真考 目録番号:5677 海浜の旅館

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:5677 海浜の旅館

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:5677 海浜の旅館

■ 確認結果

目録番号:5677「海浜の旅館」は、石黒敬章氏編・解説「明治・大正・昭和 東京写真大集成」新潮社2001年刊276頁に、東京の「品川の遊郭」として掲載されている。同解説は次のとおり。

〔品川の遊郭〕Ⅱ15−10
品川の女郎屋と裏面に説明がある。東海道に沿って海岸沿いに品川の宿場があった。現在は八ツ山橋を渡って、京浜急行電鉄の北品川駅のある辺りである。高杉晋作が贔屓にした土蔵相模は近代的ホテルとして現存。この写真は幕末の品川宿の面影をまだ留めている。明治10年代だろうか。名刺判写真。

一方、HP「古写真館」〜展示室〜名所写真帖には、神戸の「須磨の浦」、〔撮影者:角田吉三郎〕として掲載されている。さて、どちらだろうか。