長崎外の古写真考 目録番号:2610 鴨川の床の夕涼み(3)

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:2610 鴨川の床の夕涼み(3)

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:2610 鴨川の床の夕涼み(3)
〔画像解説〕
鴨川四条大橋西詰南側の床の上で夕涼みに興じる舞妓・芸妓を撮影する。舞妓・芸妓のうち、左側の2人は盃で酒を酌み交わし、右の2人は拳遊に興じている。床の上には行灯や煙草盆が置かれる。背後には鴨川東岸の町並みが続き、五条大橋が見える。写真は京都の観光絵葉書のために撮影されたものであろうか。玉村康三郎撮影。

目録番号:2161 鴨川の床の夕涼み(2)
〔画像解説〕 同じ

■ 確認結果

目録番号:2610「鴨川の床の夕涼み(3)」は、同じ写真がHP「OLD PHOTOS of JAPAN」に掲載され、〔撮影者:Y. イサワ〕となっている。同解説は次のとおり。
しかし、中央2人の女性は、関連作品の目録番号:2161「鴨川の床の夕涼み(2)」など玉川アルバムに写っている。玉村康三郎撮影とも考えられる。

撮影者: Y. イサワ
発行元: 発行元未詳
メディア: 鶏卵紙
写真番号: 70820-0003
1890年代の京都 • 納涼床と芸者</a>
芸者が数人、京都のある料理屋の納涼床で寛いでいる。この写真は、四条大橋の上、鴨川の右岸から撮ったもののようだ。薄い着物を着た女が酒を注いでおり、右手の二人の女はジャンケンをしている。上敷きを敷いた床の上に行灯が二つ置いてある。