長崎外の古写真考 目録番号:4099 東海道と富士山

イメージ 1

イメージ 2

長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:4099 東海道と富士山

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:4099 東海道と富士山
〔画像解説〕
富士市鈴川の砂丘の上から北方の富士山を遠望したもの。写真中央を横切る松並木が東海道。左端の背の高い2本の松と茅葺きの小屋の間が河合橋(かわいばし)である。砂丘と東海道の間には水田が広がり、その中を東海道線の線路がのびているため、鉄道の開通した明治22年以後の撮影である。

■ 確認結果

目録番号:4099「東海道と富士山」は、画像解説どおり「富士市鈴川の砂丘の上から北方の富士山を遠望したもの」だろう。
鈴川倶楽部ブログ記事「古写真と鈴川」に、具体的な撮影場所を富士市鈴川本町「鈴川駅南から」と記している。「鈴川駅」の開業は1889年(明治22年)。1956年(昭和31年)4月に「吉原駅」に改称された。
現在の写真は、HP「富士山百景」鈴川(No.70 東部ブロック)から。「鈴川は吉原駅を中心とした地区です。吉原駅南口から少し東に行った所の小高い丘には「六地蔵」があり、そこから富士山が見えます」と説明がある。