長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:4031 備前の灯台
HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。
目録番号:4031 備前の灯台
〔画像解説〕
左下に「BIZEN.」とあるが、伊勢湾入口の菅島 (すがしま 現三重県鳥羽市) 東北端にある菅島灯台。イギリス人技師ブラントン(R.H.Brunton)の設計で築造され、明治6(1873) 年7月1日に初点灯。以来、灯台本体は現役で活躍。付属官舎は博物館明治村に移築復元され、重要文化財に指定。明治10年頃までの早い時期の撮影。
■ 確認結果
目録番号:4031「備前の灯台」は、画像解説のとおり、伊勢湾入口の菅島 (すがしま 現三重県鳥羽市) 東北端にある「菅島灯台」に間違いない。
〔撮影地:三重県〕となり、タイトルの変更も必要だろう。
現在の写真は、HP「日本の灯台〜訪問記」から。伊勢湾フェリーの船上から写している。