長崎外の古写真考 目録番号:3621 桜咲く公園(2)

イメージ 1

イメージ 2

長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:3621 桜咲く公園(2)

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:3621 桜咲く公園(2)

目録番号:2660 上野公園の桜(3)
〔画像解説〕
赤坂見附は江戸城見附のひとつで、外郭門があった。その赤坂御門は石垣を残して明治5年(1872)に取壊された。この写真は高台の見附門があった所から、現赤坂見附交差点方向を俯瞰したもの。坂の右手が弁慶堀、左手が溜池になる。桜並木は明治14年(1881)に植えられたらしい。右奥に明治22年(1889)竣工の弁慶橋がまだ架かっていないようなので、明治20年(1887)頃の撮影か。

■ 確認結果

目録番号:3621「桜咲く公園(2)」は、次の目録番号:2660「上野公園の桜(3)」のとおり、東京の「上野公園」と思われる。ほぼ同じ場所から撮影されている。
桜並木の枝ぶり、奥に黒く写る建物、道路縁石が同じようだ。