長崎外の古写真考 目録番号:1107 杉並木

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:1107 杉並木

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:1107 杉並木
〔画像解説〕
整理番号8-24「日光街道の杉並木(3)[今市]」と非常に類似しているので、本写真も日光街道の杉並木を撮影したものと考えられる。撮影者も同じ小川一真である。

目録番号:4724 日光街道の杉並木(22)
〔画像解説〕
日光街道の杉並木は徳川家康の三十三回忌にあたり松平正綱が寄進したものである。画面の奥に見える建物は今市の追分地蔵付近ではないかと思われる。梢の上には道なりに空が見える。当時は、月明かりや星明りを頼りにして、空を見ながら夜道を往来できたという。

目録番号:5043 日光街道の杉並木(25)
〔画像解説〕
日光街道の杉並木は徳川家康の三十三回忌にあたり松平正綱が寄進したものである。画面の奥に見える建物は今市の追分地蔵付近ではないかと思われる。梢の上には道なりに空が見える。当時は、月明かりや星明りを頼りにして、空を見ながら夜道を往来できたという。

目録番号:5476 日光街道の杉並木(28)

■ 確認結果

目録番号:1107「杉並木」は、写真右の杉の根元(青線囲い)に特徴がある。
次の目録番号:4724「日光街道の杉並木(22)」、目録番号:5043「日光街道の杉並木(25)」、目録番号:5476「日光街道の杉並木(28)」とも、同じ場所の杉であることがわかる。

場所は、4枚目の目録番号:5476「日光街道の杉並木(28)」キャプションにあるとおり、「745 
IMAICHI RORD NIKKO」。日光街道「今市」の杉並木であろう。
掲載は略したが、小川一真撮影の整理番号8-24「日光街道の杉並木(3)[今市]」は、目録番号: 350 の作品。杉並木の作品は、撮影地域を「日光」あるいは「今市」と分かれて整理しているので、調整が必要。「日光」で良いと思われる。