佐賀県肥前町にある伊万里湾「陸軍輸送港域標」
次は、同標石を調査されている佐世保市の高橋輝吉氏から送られてきた資料と写真。佐賀県肥前町にある伊万里湾「陸軍輸送港域標」第二区第七号から第九号を見つけた経過。
伊万里湾の「陸軍輸送港域標」は、「陸軍輸送港域軍事取締法」により、昭和15年6月10日に第一区38本、第二区61本、合計99本が指定区域に設置された。
「陸軍軍事基地輸送港域伊万里臨時派出所」の概要は、宮地滋氏稿が伊万里市郷土研究会「烏ん枕」第71号平成15年11月1日発行に詳しく掲載されている。
この項は、次の記事も参照。 https://misakimichi.com/archives/2478
高橋輝吉氏稿 佐賀県肥前町にある伊万里湾「陸軍輸送港域標」
第二区第七号 向島。第七号は「島誌」古川さんが存じだった。案内を乞い、発見に至りました。石の横2mは、20〜30mの断崖でした。
第二区第九号 第九号は、本土内肥前町の通り道で尋ねたところ、其れは「山」に有りと。個人所有。理由有りで「写真」が思うように…(撮れず)。地名、場所は駄目と。「第九号」と標石確認にて写真のとおり。話しなし。
第二区第八号 さて第八号は、本土の大崎半島は解かりましたが、海側か、山の方か。海の方はなし。山の方は向島送電のため一部入っただけで、何10年と行かず、地元の方は、話しは聴いた事ないと話しに成りません。
2回目だめ。3回目七号…と九号と線を引く。どうも端の方かなあと思い探す。(2回目の時は、石より10m近くを通った)。第八号発見。岩場の横、石より1m先は10mの断崖だった。石の所より「向島」はと思い、カメラは向島を見る。