長崎外の古写真考 目録番号: 640 一の滝 ほか

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号: 640 一の滝 ほか

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号: 640 一の滝
〔画像解説〕
場所は不明であるが、滝壷の側に立っているのが外国人のようであるから、場所は横浜の近くではないかと思われる。

目録番号: 904 滝壺で遊ぶ子供たち
〔画像解説〕
水量豊かな山間の滝壷で十数人の子供たちがふんどし姿で水遊びをしている。手前に飛び込み台があり、回りにはカンカン帽をかぶった見物人がいる。

目録番号: 231 布引滝(6)        関連作品は12点あり
〔画像解説〕
布引滝下部を構成する雌滝とその滝壺。観瀑のための施設と人影も見える。

■ 確認結果

目録番号: 640「一の滝」及び目録番号: 904「滝壺で遊ぶ子供たち」の滝は、目録番号: 231「布引滝(6)」にあるとおり、布引渓流の下流の滝「雌滝」(めんたき 高さ19m)ではないだろうか。
布引滝は神戸の外国人居留地から近く、外国人が多く訪れた。幕末から多くの写真が撮影された。写真は布引滝「雌滝」で、橋の手前に観覧用の廊橋が架けられている。4つの有名な滝を、下流から数えると「一の滝」となるのではなかろうか。

布引の滝(ぬのびきのたき)は、神戸市中央区を流れる布引渓流(名水百選)にある4つの滝の総称。日本三大神滝のひとつ。布引滝とも表記する。名瀑として知られる古来からの景勝地である。かつて役小角が開いた滝勝寺の修験道行場として下界とは一線を画する地であった。

六甲山の麓を流れる生田川の中流(布引渓流)に位置し、上流から順に「雄滝(おんたき)」、「夫婦滝(めおとだき)」、「鼓ケ滝(つつみがだき)」、「雌滝(めんたき)」からなる。 栃木県日光市の華厳の滝、和歌山県那智勝浦町の那智の滝とともに三大神滝とされ、日本の滝百選に選ばれている。平安時代の歌集『伊勢物語』や『栄花物語』をはじめ、古くから宮廷貴族たちが和歌に詠むなど多くの紀行文や詩歌で紹介される文学作品の舞台となっている。