長崎外の古写真考 目録番号:3096 風景

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号:3096 風景

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品も取り上げる。

目録番号:3096 風景

目録番号:1387 三井寺と長等神社
〔画像解説〕
三井寺(園城寺)南側に接する長等神社である。飛鳥時代に、天智天皇が建速素戔鳴尊(タケハヤスサノオノミコト)に勧請して長等山岩倉谷に祀ったのが始まりとされ、また貞観2年(860)、比叡山の高僧円珍が、大山昨命(オオヤマクイノミコト)を合祀して園城寺の鎮守としたとされる

■ 確認結果

目録番号:3096「風景」は、目録番号:1387「三井寺と長等神社」の右上高台の風景である。したがって大津市「三井寺観音堂」を長等神社側から撮影していると思われる。
神社のすぐ横から三井寺へ登っていく長い石段が続いている。駆け上がれるほど短くもない。上がりきったところが、三井寺観音堂。今は駐車場の関係で仁王門から三井寺を訪れる人が多いが、かつてはこちらから参拝する方が主だったらしい。
現在の写真は、大津絵blog 雪月鬼から。