長崎外の古写真考 目録番号: 513 瀬戸内海(1) ほか

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号: 513 瀬戸内海(1) ほか

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気付いた作品を取り上げる。

目録番号: 513 瀬戸内海(1)
〔画像解説〕
本コレクション中に同一写真があり、それには「View of Matsushima」とある。したがって本写真も松島風景と見て間違いない。舟は典型的な小型帆掛け舟であり、司馬江漢描く「品川富士遠望図」の舟とほぼ同一である。

目録番号:1054 瀬戸内海の帆かけ舟
〔画像解説〕
写真中にINLAND SEAとある。整理番号11-43と同じ写真である。整理番号11-43を見よ。

目録番号:2964 松島(11)
〔画像解説〕
松島湾内で霊場として知られる雄島(おしま)からの松島湾を見た大眺望であり、遠くには湾内の島々をはじめ塩釜市や浦戸諸島が写り、遙か彼方には太平洋の水平線が見える。手前は真帆のチャブネと呼ばれる船である。現在このような船を見ることはできない。

■ 確認結果

目録番号: 513「瀬戸内海(1)」及び目録番号:1054「瀬戸内海の帆かけ舟」は、瀬戸内海のタイトルとしている。しかし、写真のカットされた下部には、目録番号:2964「松島(11)」のとおり、キャブショットが 「View of Matsushima」 とあるはずである。
同一な写真であり、したがって目録番号:2964「松島(11)」の画像解説のとおり、これは日本三景の一つ、宮城県「松島湾内で霊場として知られる雄島(おしま)からの松島湾を見た」眺望と思われる。

現在の写真は、松尾芭蕉・おくのほそ道文学館の資料展示室 空から見た日本三景「松島」HPの宮城県松島町所蔵写真から。沖の島の姿は少し違うが掲げてみる。
これから判断すると、雄島の先端、「おくのほそ道」に「雲居禅師の別室の跡」と書かれた座禅堂(把不住軒とも呼ばれる)がある小丘の頂あたりから、古写真は撮影したものと思われる。