長崎外の古写真考 目録番号: 257 淡路島(1) ほか

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長崎外の幕末・明治期古写真考 目録番号: 257 淡路島(1) ほか

HP「長崎大学附属図書館 幕末・明治期日本古写真メタデータ・データベース」などに収録している長崎の古写真について、撮影場所などタイトルや説明文に疑問があるものを、現地へ出かけて調査するようにしている。順不同。長崎以外の気が付いた作品を取り上げる。

目録番号: 257 淡路島(1)   関連作品 目録番号:1691 同(4) 目録番号:5579 同(Awajisima Inland Sea)(7)
目録番号:1545 淡路島(2)   関連作品 目録番号:2797 同(5) 目録番号:2843 同(6)
目録番号:1547 淡路島(3)

■ 確認結果

兵庫県淡路島の古写真の話題。まず目録番号: 257「淡路島(1)」の画像解説は、「淡路島海岸部(詳細位置不明)。奇岩の下に腰を下ろした人影や、船を操る人物なども見える」。
同じような作品が目録番号:1691「同(4)」、目録番号:5579「同(Awajisima Inland Sea)(7)」。

次の目録番号:1545「淡路島(2)」の画像解説は、「左手に鳥居が見えているが、詳細は不明」。しかし、これには関連作品があり、目録番号:2797「同(5)」の画像解説では、「なかほどの奇怪な小島は、淡路島の岩屋(現淡路市)にある大和島(やまとじま)。…目録番号1545の写真と見比べると、左手前に石屋 (いわや) 神社があることがわかる」と説明し、「大和島」と「石屋神社」(岩楠神社)がとりあえず判明した。

さて最初の目録番号: 257「淡路島(1)」外2点。詳細場所不明らしいが、左端の岩は特徴がある。観光地の写真と比較すると、明石海峡大橋を渡った淡路ICがある近くの、これも淡路市岩屋の「絵島」と考えられる。 
絵島は国生み神話に登場する「おのころ島」と伝えられる。近くの大和島とともに淡路地域の誇る景勝地 地質学的に珍しい約2千万年前の砂岩層が露出した小島で、岩肌の侵食模様が特徴的である(兵庫県HP「淡路島の風土資産」から)。

現地の現在の地形図と、「みしのん日和」から「絵島」の画像を掲げる。したがって、目録番号: 257「淡路島(1)」では、左端が「絵島」の岩場、遠く右に写る島が「大和島」であろう。
なお、目録番号:1547「淡路島(3)」は、中央左に大松を配した作品。目録番号: 257「淡路島(1)」では、右端の高台にある松の岬が、遠くに写る「大和島」へ向き岩礁が続いている。この景色と思われる。現地調査をしたわけでなく、島の大きさがわからず、地元へ確認をお願いしたい。
最後は、淡路国名所図絵に描かれた「岩屋浦絵島」。

私は2013年10月、淡路島を訪ねた。絵島と大和島の写真を追加する。