永利のオガタマノキ  薩摩川内市永利町石神神社

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永利のオガタマノキ  薩摩川内市永利町石神神社

JR川内駅前の右から高架上の県道42号川内加治木線により東に2kmほど行き、平佐川の橋を渡ると永利町石神に入る。少し先の右道角に注意。「永利のオガタマノキ」の案内標識がある。右折して入ると石神神社へ着く。永利交差点のまだ手前である。

かごしまの名木  27  愛称 永利のオガタマノキ  樹種 オガタマノキ
所在地 薩摩川内市永利町  所有者 石神神社
幹周 8.4m  樹高 22m  樹齢 800年  本数 1本

オガタマノキの大樹として国指定天然記念物に指定されている。主幹の上部に伸びる大枝は残念なことに折れている。現地説明板は次のとおり。長崎県小長井町(現諌早市)長里の日本一のオガタマノキは次を参照。 https://misakimichi.com/archives/506

国指定天然記念物  永利のオガタマノキ

昭和19年11月13日指定  薩摩川内市教育委員会  管理者 宮浦 正子
永利町石神神社の境内にあるオガタマノキは、樹齢800余年で昔から神社にゆかりが深く、今日まで保護崇拝されている。
この木はモクレン科に属しており、暖かい地域に自生する常緑の高木である。花期は2月〜4月で、白色で基部は紅色を帯びた芳香がある。実は神代の首飾りの形に似ている。長崎県小長井町のオガタマノキとともに日本における大樹として大切にされている。
和名オガタマは「招魂(おきたま)」から転訛した名前とする説がある。タマは霊に通じ昔から神事には欠かせないものとされている。伝説によると、天照大神の「天の岩戸隠れ」の際、天細女命はこの木の枝を手に舞ったという。
神前に奉納する玉串は、この「オガタマノキ」を使うのが正式とされるが、現在では「サカキ」が代用されている。
幹回り 6.7m  樹高 22m  根回り 10m  枝張り 東西に30m 南北に26m
平成7〜8年に樹勢保護事業を実施している。         平成13年7月