小長井のオガタマノキ 諌早市小長井町川内
日本一のオガタマノキ。根元近くの幹まわり9m余り、樹高20m。樹齢1,000年以上とされている。国指定天然記念物。諌早市小長井町長里にある。国道207号線のJR長里駅の先に案内標識があり、長里川に沿い2.7km行く。
最後の2枚は、平成20年7月13日に写す。
長崎県教育委員会HP「長崎県の文化財」による説明は次のとおり。
小長井のオガタマノキ 天然記念物(国指定)
指定年月日 昭和26年6月9日 所在地 北高来郡小長井町長里字河内名
管理団体 小長井町
オガタマノキは、モクレンの常緑樹で、昔のサカキはこれであるという。そのため、各地の神社に植えられたものが多い。指定の木は、JR小長井駅から6km、長里川をさかのぼること2km、多良岳の東麓の畑の中に立っている。
この木の根元近くの幹まわり9m余りもあり、日本一のオガタマノキの大木である。樹の上には、ムクノキ・エノキ・クスドイゲ・オオイタビ・イヌビワなどの樹木が着生している。樹勢は極めて旺盛である。
なお、長崎県生物学会編「多良岳の生物」2001年刊57〜59頁に、宮崎正隆氏稿「多良山系の巨樹・巨木」がある。説明は次のとおり。
Ⅳ.小長井町のオガタマノキ
国指定天然記念物(昭和26.6.9指定) 幹周り 9.51m 樹 高 18m
日本一の巨樹。かつて建築材として伐採され、切り口から多数の太い幹を出す特異な樹形となっているが、早春には真っ白い花を咲かせ、春を告げる。