小浜の「鬼石」 雲仙市小浜町北野
雲仙山麓の小浜町にある巨石「鬼石」。国道251号線の坂道が小浜へ下ったすぐの交差点から左折して、奥の山領まで行く。集落入口に「鬼石」の案内標識があり、右へ曲り長崎県立小浜高校の裏通りの方へ下って行くと、すぐ右手にある。
現地説明板は次のとおり。
鬼 石
この石は、島原半島随一の巨石と言われ、長さ12m、巾11m、厚さ6m。表面は平坦で、その面積は61㎡。そこには四体の地蔵尊が安置してある。この石にまつわる伝説は、例えば鬼が仏罰をうけて大きな石をもたされ、雲仙登山をしていたが、あまりの重たさに耐えかね捨てたものであるとか、この石のまわりを3回まわれば鬼が出るなどいろいろあるが、事実は雲仙火山大爆発の際、転げ落ちた石ということである。里人は、この石には霊魂がやどっているとのいい伝えから、この石を石材にしょうとする者はなかった。
観音菩薩像は昭和52年11月篤志者により建立されました。