2−A−特 福田崎 (確認 長崎第二地帯標 第ニ号)

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2−A−特 福田崎 (確認 長崎第二地帯標 第ニ号)

長崎要塞第二地帯標が、思いがけない場所で新たに見つかった。福田本町の福田崎。ほかの用件があって福田崎へ行き、きのう偶然に見つけた。
福田崎には、式見から瀬渡し船がある。歩いて行くには「ゴルフ場入口」バス停手前から海岸へ下る釣り人の道がある。山道に入ってすぐ二手に分かれるが、右下の植林地内の道を谷間へ、 10分ほど下ると海岸に出る。

しかし、これからが大変である。丸石の浜の先に断崖が待ちうけ、危険な岩場をロープ伝いなどして20分ほど先へ進む。海に突き出た高い岩場の上に標石の姿を見た。
「長崎要塞第二(刻面は第二区)地帯標」「第ニ号」「昭和十四年三月」「陸軍省」である。「昭和」の年月は珍しく、資料のとおり、告示3次改正の一時期のものと判断された。18cm角、高さ70cm。

これと同じものは、小江の野島にある。野島はかつて小江の湾にあった小さな島。今は埋立てられ、島の姿は埋立地内にそのまま残る。平成18年3月、野島のピークに「第一号」があるのを確認していた。野島の標石は次を参照。 https://misakimichi.com/archives/127

福田崎の標石が、この「第二号」である。手持ち資料「長崎要塞地帯略図」の標石地点に表われていない場所。釣り人は知っていたであろうが、新たな発見となった。
標石番号は第一号から時計回りで整理していたが、実際の標石番号は逆回りのようだ。昭和の標石で仕方がないので、福田崎の整理番号は「2−A−特」とした。
ほんとうの福田崎の目指すものは、まだ30分海岸を先へ歩いても到達できず、瀬渡し船でしか行かれないことがわかった。