2−A 小江の野島 (確認 長崎第二地帯標 第一号)

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2−A 小江の野島 (確認 長崎第二地帯標 第一号)

かつて小江の湾にあった小さな島。暖海流の影響が大きく「野島樹叢」として市天然記念物に指定されている。今は埋立てられ西部ガスの天然ガス供給基地などができている。島の姿は埋立地内にそのまま残る。高橋氏は市からフェンスの鍵を開けてもらい調査したが、標石は見あたらなかった。

地元で聞いても知っている人はいなく、標石はないと思っていたところ、平成18年3月20日大手町木村氏が確実な情報を寄せてくれた。長崎文献社刊「長崎石物語」著者で自然史研究の布袋厚氏が5年前、野島地質調査の際、1級基準点59のピークで標石を見たと記憶されているという。翌21日木村氏と確認に行った。
標石はあった。「長崎要塞第二(刻面は第二区)地帯標」「第一号」で、「昭和十四年三月」である。「昭和」の年月は珍しく、資料のとおり、告示3次改正の一時期のものと判断された。18cm角、高さ70cmある。